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2015年1月25日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~1984年版『ゴジラ』②(新宿駅周辺)

前回お伝えした通り、今回は1984年版『ゴジラ』から新宿エリアのロケ地をご紹介していきます。

◆新宿駅東口・スタジオアルタ前
『ゴジラ』(1984)より
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まずは、武上官房長官(演:内藤武敏)が記者会見で、ソ連原潜を沈めたのがゴジラであることを明らかにするシーン。TVで報道された映像が映し出されているのは、新宿駅東口前にある「スタジオアルタ」のアルタビジョンです。街頭ビジョンの草分け的存在ですが、1984年当時はモノクロだったようです。

『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995)より
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ここでいきなり脱線しますが、約10年後の『ガメラ 大怪獣空中決戦』では、日本テレビの永井美奈子アナウンサー(当時)が、ガメラが瀬戸内海に潜伏していることを報じるニュースが映し出されていました。「スタジオアルタ」といえば、昨年放映を終了したフジテレビの長寿番組『森田一義アワー笑っていいとも!』(1982~2014)の公開生放送でお馴染みでした。『ガメラ 大怪獣空中決戦』の製作には日本テレビが参加していますが、アルタビジョンは、どちらかというとフジテレビ系のイメージが強い街頭ビジョンです。

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このときはカラーになっていました。当時はPanasonic製の「アストロビジョン」が採用されていたようです。ちなみに、現在はフルハイビジョン仕様の三菱電機製「オーロラビジョン」となっています。なお、本編の画面右下に「①」と書かれた立て看板が見えますが……

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はとバスのバス停でした。本編をよく見ると、バスも映っています。

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この場所は、JR中央線を襲ったギャオスが、電車を掴んだまま上空を通過するシーンにも出てきます。「巨大な飛行生物はギャオスと確認。現在、新宿から銀座方面上空を移動中。…(中略)投光器を使い、着地を防ぐよう指導されたし」といった自衛隊の通信が緊迫感を煽ります。

『ゴジラ』(1984)より
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ここでちょうど間逆の新宿三丁目方面に振り向くと、銀座方面から移動してきたゴジラが新宿に姿を現すポイントとなります。

『ゴジラ』(1954)より
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なお、このアングルは第1作『ゴジラ』で、フリゲート艦隊による爆雷攻撃の後、活気を取り戻す東京の街並みとして、一瞬出てきます。本編奥の伊勢丹新宿店と、その右側に見えるフルーツパーラーの「新宿高野」は、現在も健在です。「新宿高野」は、1885年(明治18年)創業の老舗の果物専門店です。

(2014年4月15日・27日、9月14日撮影)

◆歌舞伎町交差点付近
『ゴジラ』(1984)より
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ソ連の衛星から核弾頭が発射されたことを受け、人々に避難を呼びかける広報車。靖国通り沿いにある「龍生堂薬局」の新宿店の看板が当時のままです。

『深夜食堂』第三部(2014)より
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余談ですが、テレビドラマ『深夜食堂』シリーズのオープニングも、この付近を走る車から同じような視点で撮影されていました。このドラマのおかげで、ロケ地が特定できました(^^)

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歌舞伎町交差点を北へ進んだ先に建設中の「新宿東宝ビル」の8階テラスには、2015年4月にほぼ実物大の「ゴジラヘッド」が出現するそうです。

新宿に実物大「ゴジラヘッド」出現!!!
http://godzilla.jp/news/1024/

歌舞伎町ゴジラプロジェクト始動、来春、新宿東宝ビルに「ゴジラヘッド」が出現します
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.992458784101131.1073741914.202981616382189&type=1

なんでも、『ゴジラvsモスラ』(1992)に登場したゴジラをモチーフに製作され、「ホテルグレイスリー新宿」では「ゴジラルーム」も設置されるとのこと。また一つ、新たな聖地が誕生しそうです。

(2015年1月23日撮影)

◆新宿駅西口周辺
『ゴジラ』(1984)より
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さて、今度は新宿駅西口のロータリーへ移動しました。ここでは核弾頭の恐怖にさらされて逃げ惑う人々のシーンが撮影されています。現在は、柱が耐震補強されているようです。

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全体的にリニューアルされていてちょっと自信がないのですが、路面に書かれた「車」という文字と、左側のスロープの感じがよく似ています。

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ちなみに「緊急車」と書かれてありました。公開当時と同じかは定かではありません。

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ところで、こちらの人々が地下へ避難するシーンですが……Dsc01564re

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2014年8月 2日 (土)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『キングコング対ゴジラ』(国会議事堂・熱海城)

今回は、シリーズ第3作『キングコング対ゴジラ』から、国会議事堂と熱海城をご紹介します。


前作『ゴジラの逆襲』から7年後、1962年(昭和37年)8月11日に公開された東宝創立30周年記念作品で、観客動員数はゴジラシリーズ最高の1255万人を記録。シリアスに描かれた前2作とは異なり、日米を代表する2大怪獣の激闘を、シリーズ初のカラー・ワイド画面(東宝スコープ)で描く痛快娯楽大作です。

◆国会議事堂②
『キングコング対ゴジラ』(1962)より
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オリジナル版の『キングコング』(1933)よろしく、女性(ふみ子/演:浜美枝)を手にしたまま国会議事堂へ向かう東宝版キングコング。初代ゴジラに破壊された国会議事堂が再び登場します。

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本作の議事堂はすべてミニチュアで描かれており、当時の東宝特撮スタッフの自信がうかがえます。

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現在の国会議事堂は、1936年(昭和11年)に完成したそうです。向かって左側が衆議院、右側が参議院です。

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中央塔によじ登ったキングコング。前回も書きましたが、議事堂周辺は警察の警備が物々しくて、同ポジ探しも及び腰になってしまいます…。

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麻酔弾で眠らされるキングコング。現地写真のフレームの外には警察官がいて、これ以上の接近は厳しい状況でした。国会議事堂は、平日なら見学が可能とのことで、はとバスの観光コースにも入っているので、機会があれば正式なルートで見学してみたいと思います。

(2014年6月25日・7月16日撮影)

◆熱海城
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つづいて、クライマックスの熱海のシーンです。驚いたことに、このシーンもすべてミニチュアで描かれています。RKO社(オリジナル版を製作したアメリカの映画会社)へのキングコングの使用料にお金を使いすぎたのでしょうか?
ちなみに、本編左手前に見える松の木は……

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熱海の観光名所の一つである「お宮の松」だと思われます。尾崎紅葉の新聞小説『金色夜叉』の中で、間寛一とお宮の別れの場面の舞台になった場所といわれています。熱海市のWebサイトに詳しく紹介されています。
http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=255

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親水公園(熱海サンビーチ)から熱海城を望む。

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錦ヶ浦山頂にそびえる熱海城を囲むゴジラとキングコング。茂みの関係で同ポジションからの撮影が難しかったので、撮影可能なポイントから比較的似たようなイメージで。

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『キングコング対ゴジラ』が公開された昭和30年代当時、熱海は新婚旅行のメッカとしてに賑わい、多くの宿泊・観光施設が建設されたそうです。熱海城もその一つで、歴史的に存在したお城ではありません。

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公式Webサイトによると、1959年(昭和34年)に築城されたとあります。

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もつれ合いながら海に転落する2大怪獣。現地写真は熱海城天守閣展望台からの眺めです。この位置からカメラを左側に向けると……

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ご覧のように熱海市街を一望できます。ところでこの景色、どこかで見たような気がするなと思ったのですが……

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