C.東映関連

2017年2月19日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsメカゴジラ』①(京都)

ご無沙汰しております。約半年ぶりの更新、今年初の投稿です。
昨年公開の『シン・ゴジラ』は、興行収入82億円を突破する大ヒットを記録(2017年1月報道時点)し、年末の『NHK紅白歌合戦』でも話題になるなど、社会現象級の快進撃が続いています。当ブログは、相変わらず「ゴジラ60周年ロケ地巡り」シリーズが進展しない状況ではありますが、3月には『シン・ゴジラ』のBlu-ray&DVDが発売され、アニメ版『GODZILLA』も公開されるようですので、引き続きコツコツと更新を続けながらゴジラを応援していきたいと思います。遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。


さて、今回ご紹介するのは、『シン・ゴジラ』のエンドロールでテーマ曲が流れた、シリーズ第20作『ゴジラvsメカゴジラ』です。公開は1993年12月11日。「この戦いで、すべてが終わる。」というキャッチコピーが示すように、シリーズ20作目とゴジラ誕生40周年の節目として、平成ゴジラシリーズは本作で一旦終了する予定だったというのはファンにとっては有名な話です(実際はアメリカ版『GODZILLA』の公開延期により、シリーズは続行)。そのため、メカゴジラに加えてラドンの復活や、次世代につなぐベビーゴジラの登場など内容も豪華でした。

さらに本作では、日本映画として初めてドルビーデジタル5.1chサラウンドが試験的に導入されました。私は大阪の梅田東宝で鑑賞することができましたが、当時は東京・有楽町の日劇東宝との2館だけの上映だったとのこと。貴重な体験でした。東宝マークの前の、CGの機関車とともに映し出されるドルビーのロゴムービーが格好良く、高級感に華を添えていたように思います。DVDに収録されていないのが残念です。

◆東寺
『ゴジラvsメカゴジラ』(1993)より
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ウンチクはさておき、本題のロケ巡りとまいりましょう。まずは鈴鹿から京都へ入ったゴジラを東寺越しに捉えたこのカットから。

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撮影場所は、東寺の向かいにあるマンションの屋上です。

『CINEMAチップス』(1993)より
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『ゴジラvsメカゴジラ』公開当時に大阪の毎日放送(MBS)が放送していた『CINEMAチップス』という番組で、ロケ現場の様子がリポートされていました。

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現場で指示を出す川北紘一特技監督。

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リポートしていたタレントの岡崎みゆきさんは、川北監督の機転でそのまま本編にも出演となったようです。

『ゴジラvsメカゴジラ』(1993)より
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続いて順番が前後しますが、プテラノドンの卵が国立生命科学研究所にあると知った青木一馬(演:高嶋政宏)が、車で京都へとやってきたシーン。筑波から高速道路をとばし、名神の京都南ICで下りて国道1号線を北上すると、東寺のはす向かいにあるこの京阪国道口交差点に辿り着きます。

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こちらのカットは、先のマンションの向かいにある病院(右の写真中央の建物)からの撮影だと思われます。

『モスラ3 キングギドラ来襲』(1998)より
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東寺といえば、平成モスラ3部作の最終作『モスラ3』で、キングギドラとそれを追うモルとロラが上空を通過しています。現地の写真は九条大宮交差点で撮影。右側の「京都銀行九条支店」が本編でも右下に確認できます。余談ですが、すぐ近くには「ゴジラ誕生祭」をはじめ特撮映画のイベント上映がよく行われている「京都みなみ会館」があります(私はまだ行ったことないのですが…)

『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)より
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『ガメラ3』でイリスが降臨したのも東寺付近でした。ただ、アングル的に一致しないというか何か違う気が…。

(2014年11月1日撮影)

そう思っていろいろ調べていると、こちらのブログですでに謎が解明されていました。

まんりき王朝さん:『ガメラ3-邪神覚醒-』京都ロケ地探訪
http://www3.famille.ne.jp/~manriki/manriki.html

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まんりき王朝さんによると、映画公開当時に発売されていたメイキングビデオ『GAMERA1999』に解決の手がかりが隠されていたようです。このビデオは、『シン・ゴジラ』の庵野秀明さんが総監督を務めた139分の大作で、単なるメイキングではなく、撮影現場の際どい問題にもスポットを当てたいわく付きのドキュメンタリー作品。そのためか、先日発売された『平成ガメラ4Kデジタル復元版Bru-ray BOX』にも収録されていませんでした。

◆東本願寺
『GAMERA1999』(1999)より
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これが手がかりとロケ現場のシーンです。画面後方に「ほんの一瞬京都タワーらしき白い光が写っている」のを確かに発見。

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そこから撮影場所が東本願寺であることを突き止められたようです。

『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(1999)より
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再び本編と比べてみると、確かに一致します。塀よりも高い松の木は、まんりき王朝さんも指摘されていますが、デジタル処理が施されているように見えます。

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公式サイトの案内図を参照いただくとわかりますが、東本願寺の前を南北に走る烏丸通は、撮影場所となった御影堂門付近では東側に迂回しており、門周辺は車寄せのようになっています。本シーンはエキストラを大量に動員する必要があったため、国道に面した東寺よりも撮影に好都合だったのかもしれません。

(2016年11月3日撮影)

◆ムラテック八条口ビル
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東寺つながりで、脱線ついでに『ガメラ3』に関する細かすぎるネタをもう1つ。綾奈が「京都駅ビル」から東寺付近に降臨したイリスを見つめるシーンです。五重塔が合成で付け足されたものであることは当ブログで以前にご紹介していますが、今回注目したいのは、その右隣の青い看板です。

特撮ロケ地巡り~京都編③(京都駅~その2)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/11/1-fa79.html

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新幹線からも見えるこの青い看板は「ムラテック八条口ビル」のものだったのですが、近年それがなくなっていることが判明しました(だから何やねんとは言わないで…)

(左:2012年11月13日撮影/右:2014年11月1日撮影)

◆京都タワー
『ゴジラvsメカゴジラ』(1993)より
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さて、京都駅へとやってきたところで、ゴジラの話題に戻ります。烏丸中央口前にそびえ立つ「京都タワー」を破壊するゴジラ。こちらも以前に紹介済みですので、今回はフィギュアの合成写真にて。

特撮ロケ地巡り~京都編①(京都タワー)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/11/post-cf58.html

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ここから新ネタです。せっかくなので上ってみることにしました。

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『モスラ対ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』が公開された1964年に竣工した京都タワーは、高さ131m。鉄骨を一切使わず、筒状の塔体で力を受けとめ全体をささえる「モノコック構造」が世界に先駆けて採用されたそうです。何だか難しいですが、要は飛行機や船、動物ではカニ、エビ等と同じ仕組みとのこと。

『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966)より
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実は『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の冒頭では、京都タワーから撮影された先の東本願寺が映ります。

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カメラはそのままティルトアップして京都市内全景へ。こうして見ると、京都の街も変わりましたね。京都が舞台になっているのは、アメリカとの合作故のことでしょうか。

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カットが変わり、続いて知恩院が映ります。本堂の御影堂は、2012年1月から大修理が行われており、現在は素屋根で覆われています。この知恩院についてはまた後ほど。

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カメラは知恩院から祇園方面へパンします。

(2016年1月19日撮影)

◆京都祇園・弥栄会館
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パンした先にあったのは「弥栄会館」。京都の舞妓の舞を始め、7つの伝統芸能を約1時間で鑑賞できる施設です。この付近にスチュワート博士の研究室があるという設定になっています。実際は京都大学あたりをイメージしていたのかもしれませんが、弥栄会館が選ばれたのは映像的なわかりやすさからでしょう。

(2015年11月7日撮影)

◆知恩院
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先ほどの知恩院へとやってきました。浄土宗の総本山で、大修理が行われている御影堂は1639年(寛永16年)に徳川家光によって再建されたものです。2002年には国宝に指定されています。

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こちらは御影堂とともに国宝に指定された三門。1621年(元和7年)の建立です。

『ラストサムライ』(2003年)より
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三門から御影堂へと続く階段は、アメリカ映画『ラストサムライ』のロケ地でした。

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明治天皇に謁見すべく、男坂と呼ばれる急な階段を上るネイサン・オールグレン大尉(演:トム・クルーズ)一行。

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実際は男坂の上に御影堂がありますが、本編では皇居(舞台設定は東京)の一部が合成されています。

(2016年1月9日・11月3日撮影)

◆三条大橋
『ゴジラvsメカゴジラ』(1993)より
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閑話休題。京都市内を侵攻するゴジラ。ここもゴジラの迷走ぶりとあわせて以前に紹介しましたので、今回はフィギュアの合成写真にて。

特撮ロケ地巡り~京都編④(ゴジラ、京都で迷走か!?)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/11/post-6e8e.html

◆清水寺
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三条大橋から北上するかと思いきや、なぜか清水寺へ迂回したゴジラ。ロケ地の詳細はいずれも先の記事でご紹介しております。

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ここからは新ネタです。「清水の舞台」でゴジラを発見する人々。指をさしている人がいますが、先の本編合成カットとのつながりを考えると、本来は反対側(画面左側)へ向くべきなんです。

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同じく「清水の舞台」で、偶然訪れていた修学旅行の学生も巻き込んで撮影したというカット。本編をよく見ると、すでに壊したはずの京都タワーが一瞬映ってしまっています(^_^;)

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こちらはメイキング映像に収録されている未使用カットから。人がいないため、前後のカットとうまく繋がらなかったのかもしれません。

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音羽の滝へ続く石段を駆け下りる人々。背後に見える格子戸の建物は釈迦堂です。

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奥に見えるのが釈迦堂。訪れたときは、その右隣にある阿弥陀堂の改修工事が行われており、仮歩道が設置された関係で撮影に使われた階段は塞がれていました。

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石段を下りた先には、寺名の由来となった「音羽の滝」があります。3本の筧から流れ出る水は「黄金水」「延命水」と呼ばれ、清めの水として尊ばれています。

『日本沈没』(2006年)より
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清水寺といえば、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督による2006年版『日本沈没』では、本堂のすぐそばまで水没していました。ちなみに本堂は、檜皮(ひわだ)ぶき屋根のふき替え工事が今月から本格化しており、近々素屋根ですっぽりと覆われてしまうそうです。この風景も当面見納めです。

清水寺ふき替え「素屋根」が守る 半世紀ぶり修理、本格化へ(京都新聞2017年2月4日付)
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170204000090

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こちらは、京都の名刹で宝物が梱包されるシーン(ガンダムの富野由悠季監督が高僧役で出演している場面)の頭に出てくる京都市内の全景カットです。これも先のカットと同じ場所から撮影されていると思われます。DVDのスペシャル・コレクターズ・エディションの特典として封入されている樋口監督の撮影台本(レプリカ)にも「清水寺」の書き込みがあったので、間違いないと思われます。

『妖星ゴラス』(1962)より
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『妖星ゴラス』の終盤にも清水寺は一瞬映ります。地球に接近するゴラスの引力によって発生した大洪水に飲み込まれていくというシーンです。ただ、右手の本堂がきちんと映っておらず、画面も暗いので、一見すると清水寺かどうかわかりにくいです。

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撮影ポイントは、境内の子安塔付近に本堂を含む諸堂を一望できるスポットがあり、そこだと思われます。先の「清水の舞台」でゴジラを発見する人々のカットも、同じくここから望遠で狙ったのではないかと推測します。

(2015年11月3日/2016年11月3日撮影)

◆平安神宮
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『妖星ゴラス』には京都の名所がもう1カット登場します。平安神宮です。

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応天門がゴラスの引力によって発生した大洪水に飲み込まれます。ただ清水寺同様、このカットもアングルが中途半端な気がします。これら2カットのためだけに京都ロケを行ったとも考えにくいので、もしかすると既存のライブラリーフィルムに大波を合成したのかもしれません。

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平安神宮は1895年(明治28年)に平安遷都1100年を記念して創建された、比較的新しい神社です。すぐ近くには『ゴジラ音楽祭 in京都』が開催された「ロームシアター京都」があります。音楽祭については過去記事で詳しく述べています。

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ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』⑤(京浜島)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2016/05/60vs-bfbb.html

(2016年1月19日撮影)

◆八坂の塔(法観寺)
『ゴジラvsメカゴジラ』(1993)より
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清水寺に立ち寄ったゴジラは二年坂に顔を出し、再び北上します。『東宝SF特撮映画シリーズ VOL.8 ゴジラvsメカゴジラ』(東宝 出版・商品事業室発行)の川北紘一特技監督のインタビューによると、特撮カットに出てくる五重塔は「八坂の塔」をイメージしたものだそうです。

(2015年11月3日撮影)

◆出雲路橋
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鴨川の上流へと進むゴジラ。このカットの撮影場所は、下鴨神社の近くにある出雲路橋付近です。ここも以前にご紹介したスポットですので、フィギュア合成で(^^)

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ゴジラが目指すのは、ベビーゴジラがいる「生命科学研究所」ですが……

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2016年8月29日 (月)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsモスラ』③・『三大怪獣地球最大の決戦』②(横浜)

『ゴジラvsモスラ』のロケ地巡りもいよいよクライマックスへ。ラストは横浜です。

◆横浜駅周辺
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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丹沢から横浜へとやってきたゴジラ。ロケ地は以前にご紹介した「横浜タカシマヤ」のそばある内海橋付近と、JR東海道本線と相模鉄道を跨ぐ県道13号線の平沼橋です。

特撮ロケ地巡り~横浜編①
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-69aa.html

◆中華街東門(朝陽門)
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モスラとバトラの戦いで破壊される中華街の門(牌楼というそうです)。以前紹介したときは恥ずかしながら不勉強で、本編に登場する門の形状が実際のものとあまりにもかけ離れていたことから架空の門ではないかと思っていたのですが、東門周辺であるとコメントにて教えていただきました。ありがとうございます。というわけでリベンジです。

特撮ロケ地巡り~横浜編②(中華街)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-885f.html



『ゴジラvsモスラ』のブルーレイ映像特典「ゴジラシリーズ ロケーションガイド 臨海都市上陸篇」では映画制作当時の東門の写真も紹介されており、ミニチュアは本物をしっかりと再現したものだったようです。新しい門が竣工したのは2003年。工事中の様子はこちらのサイトで紹介されています。

めりた・グッドボーイさん:http://merita.jp/yokohama-sketch/04/index.html

(2015年11月14日撮影)

◆スターホテル横浜
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続いて、ビルの屋上からゴジラ・モスラ・バトラの三つ巴の戦いを見守る藤戸拓也(演:別所哲也)たちとコスモス。

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先の「ゴジラシリーズ ロケーションガイド 臨海都市上陸篇」によると、ロケ地は「横浜マリンタワー」の近くにある「スターホテル横浜」の屋上だったとのこと。夏場はビアガーデンも開催されているそうですが、訪れたときは残念ながらシーズンオフでした。いつか横浜へ出張の際にはぜひ泊まってみたいと思います。

(2015年11月14日撮影)

◆横浜マリンタワー
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マリンタワー方面へ向かうモスラ。実景の空撮映像との合成が当時としては斬新でした。

『三大怪獣地球最大の決戦』(1964)より
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そのマリンタワーは『三大怪獣地球最大の決戦』でキングギドラに襲撃されます。以前に紹介済みのスポットではありますが、今回はより本編に近いアングルで。

特撮ロケ地巡り~横浜編③(氷川丸・横浜マリンタワー)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-b5d8.html

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今回の撮影場所は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」です。マリンタワーは2008年に灯台としての役目を終え、2009年にリニューアル。その際、それまでの紅白の塗装から外側を光沢を押さえた「シルバー」に、内側を「ブラウンオリーブ」(茶色みがかった緑色)に塗り替えらたそうです。ただ、以前の紅白の塗装も、1961年の開業当時は紅白の7等分塗りだったものが、1989年の横浜博覧会を機に赤から白のグラデーションに変更されていたとのこと。同じ紅白でも『三大怪獣地球最大の決戦』と『ゴジラvsモスラ』とでは微妙に異なっていたようであります。

横浜経済新聞
横浜マリンタワーの外観、紅白からシルバーに-来春オープン」(2008年03月26日付)
横浜マリンタワーのお披露目会ー23日にリニューアルオープン」(2009年05月20日付)

(2015年11月14日撮影)

◆日本郵船氷川丸
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『三大怪獣地球最大の決戦』でゴジラ出現ポイントのすぐそばに係留されている「日本郵船氷川丸」。前回訪れたときは休館日だったので、これもリベンジしてきました!

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とはいえ、完全一致とはいかず、またもや船外からという中途半端なアングル。その理由は……

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2016年1月 7日 (木)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』④(新宿新都心・熱海)

あけましておめでとうございます。さて、『ゴジラvsキングギドラ』のロケ地巡りもいよいよクライマックスです。ラストは、新宿新都心を中心にご紹介します。

◆新宿三井ビルディング前
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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まずは謎の飛行物体が新宿都庁上空に飛来する冒頭シーン。以前ご紹介した、'84ゴジラを見上げたり、『モスラ3』でキングギドラの襲撃から逃げる人々が階段を下りきったところからのアングルです。それにしても街路樹の成長が著しいですね。実際は、もう少し都庁に接近して撮っているのかもしれませんが…。【A】

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』(2015)より
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これもほぼ同じ場所からの撮影と思われますが、逆に後ろに下がったところから狙っているようです。こちらの方が『ゴジラvsキングギドラ』本編に近かったりして(^_^;)

◆新宿ワシントンホテル本館
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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新堂会長もろとも帝洋コンツェルンの本社ビル(後述)を破壊したゴジラが、都庁へ向かうシーンです。1984年版『ゴジラ』にも登場した「新宿ワシントンホテル本館」後方をゴジラが横切ります。

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いろいろ頑張ってはみたのですが、現実はなかなか厳しいものがありました。【B】

◆新宿モノリス
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続いて、ゴジラが破壊しているビルは「新宿モノリス」です。【C】

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竣工は映画公開前年の1990年6月です。

◆京王プラザホテル前
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避難を呼びかける自衛隊のジープ。撮影場所は、「京王プラザホテル」前の議事堂通りの路上です。ちなみに、関西訛りのアナウンスは、大森一樹監督なのだそうです。【D】

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その後、レポーター(演:時任三郎)とカメラマン(演:森末慎二)がホテルに入っていきますが、手前の木の成長が激しいですね。というか手入れされていない感じも…。

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本編同様にホテルが見える位置に移動しました。ちなみにここは……

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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『宇宙怪獣ガメラ』で圭一少年がガメラと遭遇したシーンの撮影場所でもあります。柵が植え込みに変わっています。

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ガメラの初登場カットも、切り返しでちゃんと同じ場所から撮影されています。右手の「新宿三井ビルディング」の屋上設備は、合成時にカットされています。

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先のカットを見下ろすとこのアングルになります。こちら側も大きく変わっています。現在、左手奥に見える建物は、1995年に竣工した「新宿アイランドタワー」です。

◆東京都庁舎
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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閑話休題。都庁に迫るゴジラ。「東京都庁舎」は丹下健三さんの設計で、1990年12月に竣工。左側が「第一本庁舎」(243m)、右側が「第二本庁舎」(163m)です。いずれも100mのゴジラを凌ぐ高さとなっており、118.5mのシン・ゴジラでもかないません。

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ゴジラが議事堂通りを踏み抜いたのはこの辺り。

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同じ場所を都庁の展望室から見下ろしてみました。ここで矢印の階段に注目です。

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その階段がこちら。『宇宙刑事シャイダー』の最終回として放送されたスペシャル番組で、ギャバン(演:大葉健二)、シャリバン(演:渡洋史)、シャイダー(演:円谷浩)が再会した場所です。【E】

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そのまま近寄ると柱で何も見えないため、少し左へ移動してみました。現在は、目の前に「東京都議会議事堂」が建っており、風景が完全に様変わりしています。

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その切り返しも、第二本庁舎が建ったことで印象が異なりますが、左手奥のマンションは健在です。

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3人の宇宙刑事に変身を促す“天の声”。今なら声は届きませんね(^_^)

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というわけで、蒸着!

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赤射!!

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焼結!!!

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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テンションが上がったところで、再び閑話休題。「東京都議会議事堂」を破壊するゴジラ。本編は川北紘一特技監督らしい内引きカット(ミニチュアセット内からの撮影)で、とても臨場感があります。

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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『宇宙怪獣ガメラ』でペットショップの車が空を飛んだのも、議事堂前のこの付近でした。本作の湯浅憲明監督は、同時期の『ウルトラマン80』(1980)で川北監督が特撮を担当したすべての回(9、10、13、14話)の本編監督を務めています。

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黄色い発光体となって空を飛ぶ車。『宇宙からのメッセージ』(1978)をはじめ、先の宇宙刑事シリーズなど1980年代の東映特撮でお馴染みの東通ecgシステムによる大胆なビデオ合成に注目です。本編で背後に見える建物は「KDDIビル」(映画公開当時は「国際通信センタービル」)で、現在は先の「新宿モノリス」と右手の「新宿NSビル」(1982年竣工)の陰に隠れてしまっています。【F】

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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上空からメカキングギドラの攻撃を受けるゴジラ。都庁の展望室からの風景と比較してみました。ゴジラは「新宿NSビル」の前に鎮座しています。【G】

『3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!』(1985)より
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番組冒頭でギャバン隊長がエレベーターで上っていたビルも「新宿NSビル」です。ゴジラが鎮座していたのはちょうどこの場所です。

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今となってはこのような風景を望むことはできません。

◆新宿中央公園
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新宿中央公園に着地するメカキングギドラ。手前に歩道橋が見えますが、公園の周辺に実在する同じような形の歩道橋は2か所あります。

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これは新宿中央公園の西側を南北に走る十二社通りの、熊野神社のすぐそばにある歩道橋です。本編と比較すると、ちょっと北寄りです。【H】

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こちらは、同じく十二社通りを南へ350mほど進んだところにあるもう一つの歩道橋です。アングル的にはこちらの方が本編に近いですね。【I】

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ちなみに、この歩道橋を渡ったところにある公園は……

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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キララ(中央/演:マッハ文朱)たち平和星M88星人が変身し、念力でガメラを呼び寄せた場所です。【J】

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宇宙海賊の手下・ギルゲと格闘するキララ。本編の遊具には「夢のかけ橋」という札が付いていますが、公園内の遊具はすっかり変わってしまっており、まるで当時の面影はありません。樹々が成長して写真ではよくわかりませんが、方角だけは合っているはずです。

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スタントマンを大胆に使ったこちらのカット。これも現地写真ではわかりにくいのですが、奥にあるマンション群は一致しています。

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先ほどの歩道橋から見たマンション群です。

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ラストシーンもすぐ近くで撮影されているようですが、ここも現在は景観がすっかり変わっています。なお、右端の「京王プラザホテル」の南館は、映画公開(1980年3月20日)と同年の11月に開業していますが、撮影時点ではまだ工事中だったようです。

『大戦隊ゴーグルファイブ』第1話エンディング(1982)より
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2年後の『大戦隊ゴーグルファイブ』のエンディングに、ほぼ同アングルのカットがありました。撮影場所は「公園小橋」。以前ご紹介しましたが、1984年版『ゴジラ』で田中健と沢口靖子が歩いていた所です。【K】

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本編にクレジットされている美術の大澤哲二さんは、『ゴジラvsキングギドラ』でも特撮美術を担当されています。

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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話が戻ったところで、「公園小橋」周辺からは、ゴジラが破壊した都庁の「第二本庁舎」(右手前)を仰ぎ見ることができます。本作のクライマックスは、メカキングギドラ搭乗者・エミーの目線でゴジラを捉えているカットが多く、同ポジを狙いにくいのがちょっと残念です。

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続いて、メカキングギドラの攻撃を受けて「京王プラザホテル」に倒れ込むゴジラ。1984年版では左側の本館がゴジラの放射熱線でぶち抜かれましたが、本作では右側の南館がやられました。

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こちらは、ゴジラの反撃で新宿中央公園に墜落するメカキングギドラ。角筈区民センター前交差点付近からのアングルが近いように思われます。ただ、本編の手前にあるような歩道橋は、都庁に向かって延びる南通りには実在しません。【L】

◆GSKビル
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こちらは新堂靖明(演:土屋嘉男)が会長を務める帝洋コンツェルン。DVDのオーディオコメンタリーによると、内部も含めて某ゼネコンのビルで撮影したとのことですが、ゴジラに壊されるということで外観には手が加えられたそうです。

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新堂会長の奥に都庁や先の「KDDIビル」が見えます。というわけで、都庁の展望室から逆に見てみると……

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2015年12月14日 (月)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』③(福岡・札幌~その2)

今年10月と11月、また福岡と札幌へ出張の機会に恵まれたので、『ゴジラvsキングギドラ』でまだ巡れていなかったスポットを中心にロケ地を探訪してきました。

◆中洲周辺
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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ここ最近の福岡出張は博多駅周辺での仕事が多かったのですが、今回の出張は久々に中洲川端周辺でのお仕事ということで、宿はキングギドラの影が映るこの「福博であい橋」のカットを撮影したと思われる、「博多エクセルホテル東急」さんに決定。これまで何回もアプローチしてきましたが、今回は川沿いの、しかも割と上層階のお部屋ということで、「やったぜエミー!」と思わずガッツポーズrock
どうでしょう。本編はさらに上の階、もしくは屋上から狙っているようですが、ポジション的には近いと思いませんか?

『空の大怪獣ラドン』(1956)より
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こちらも、もはや恒例となっていますが、「西大橋」のラドンの襲撃カットと現地写真の比較です。前回訪れたのは夜だったので…。

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花関ビル」の跡地に建った新しいテナントビル「prato NAKASU(プラート中洲)」です。

◆長浜
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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ここからは新ネタです。早朝、仕事前に少し足をのばして長浜へとやってきました。博多港に架かる斜張橋は、福岡都市高速道路の「荒津大橋」(1988年完成)です。

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本編で手前に映る倉庫群は近年取り壊され、現在はマンションになっています。

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屋台『らごす』があったとされる場所付近。

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映画公開当時空き地だった場所は、「長浜鮮魚市場(福岡市中央卸売市場鮮魚市場)」の駐車場出入口となっています。

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本編は高所から俯瞰で撮影されていますが、位置的には向かい側のおそらくこのいずれかの建物から撮影されたものと思われます。

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この周辺は、夜はいわゆる長浜屋台として有名なスポットですが、福岡市の条例によって午前4時には完全撤収する決まりとなっているそうです。私が訪れたのは午前7時過ぎでしたが、通勤の車がビュンビュン通る普通の街といった感じで、ここが屋台街だと言われなければそれとは気づかないような雰囲気でした。

(2015年10月22日撮影)

◆大通公園①
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続いて札幌へ。熱線を吐くゴジラの左手に「たくぎん」と書かれた看板を掲げたビルが見えます。1997年に経営破綻してしまった北海道拓殖銀行です。本編のビルは、位置的にはその旧本店と思われますが、ウィキペディアの写真を見ると、建物の形状は実際とは大きく異なっていたようです。

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北海道拓殖銀行は北洋銀行に営業譲渡され、現在は「北洋大通センター(大通ビッセ)」となっています。

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ゴジラを迎え撃つメーサー舞台の目線です。朝ですが7:00を狙ってみました。

『日本沈没』第20話「沈みゆく北海道」(1975)より
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こちらは『ゴジラvsキングギドラ』の川北紘一特技監督が特撮を担当した、テレビ版『日本沈没』の第20話から。大通公園に濁流が押し寄せるこのカットは、偶然にも旧北海道拓殖銀行(現「北洋大通センター」)の上空付近からのアングルです。

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同じく第20話から。放映から40年経ちますが、当時の面影が残っていて感動。本編左下に見えるアンテナ塔は、ゴジラが破壊した「北海道電力(通称「ほくでん」)」の本店ビルにあるものです。詳細はこちら↓

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』①(福岡・札幌)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/09/60vs-b0c3.html

◆札幌市時計台
『日本沈没』第20話「沈みゆく北海道」(1975)より
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『ゴジラvsキングギドラ』にも札幌を象徴するイメージカットとして登場し、先の記事でもご紹介した「札幌市時計台」。(2013年4月23日撮影)

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今は背後にビルが映り込んでしまいます。

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崩れる時計台はミニチュアで再現されていますが……

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2015年11月29日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』②(有楽町)

最近、記事をアップできるタイミングが2か月単位になってしまっている気がしますが、久々の投稿です。今回も『ゴジラvsキングギドラ』から。とはいえ、例によって脱線話がメインです(今回は特に…)。

◆有楽町マリオン周辺
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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作品冒頭で、東京上空に未確認飛行物体が現れるシーン。この場所は以前に当ブログで紹介済みですが、数寄屋橋交差点からのアングルです。

特撮ロケ地巡り~東京・銀座編②(数寄屋橋・有楽町周辺)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/07/post-60a8.html

『ゴジラ』(1984)より
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こちらは新幹線から見た「有楽町マリオン」(写真左)です。以前に何度も取り上げているカットではありますが、今回は新幹線からのアングルが本編に近いことを改めて発見。

ゴジラ60周年ロケ地巡り~1984年版『ゴジラ』①(新橋・田町・有楽町)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/01/601984-a9c6.html

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銀座東芝ビル(銀座TSビル)」の跡地に建設中の大型商業施設「(仮称)銀座五丁目プロジェクト」の開業は、2016年の春になったようです。

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)より
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こちらのカットも、同じく新幹線からのアングルでリベンジ。左側にあった「ニユー・トーキヨー本店」ですが、現在は解体工事が進められています。

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラ対ガイガン』(有楽町・東京タワー)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2014/11/60-023a.html

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解体が進む「ニユー・トーキヨー本店」。昨年、先の記事で紹介したばかりでしたので、今年に入って飛び込んできた取り壊しのニュースに驚きでした。

RBBTODA(2015/2/6)
「ニユートーキヨー数寄屋橋本店、77年の歴史に幕……カウントダウン時計点灯式に林家たい平」
http://www.rbbtoday.com/article/2015/02/06/128126.html

日本経済新聞(2015/4/2)
「ニユートーキヨー旧本店ビルを建て替え ヒューリック」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ02IAW_S5A400C1TJ2000/

『宇宙大戦争』(1959)より
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東宝特撮映画では先の『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』のほかに、『宇宙大戦争』にも登場しています。

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私が取り壊しのことを知ったのは、確かNHKのニュースだったと思いますが、その後の東京出張のタイミングですぐさま撮影に行きました。(2015年4月22日撮影)

『大怪獣ガメラ』(1965)より
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「ニユー・トーキヨー本店」といえば、これも以前に紹介済みですが、ガメラが派手に壊しています。ちなみにこちらのコラムでは、往時の様子を振り返ることができます。本編のミニチュアがいかに精巧に作られていたかがよくわかります。

All About
「散歩/昭和を振り返る散歩ルート 閉店・移転するニユートーキヨー数寄屋橋本店へ」
http://allabout.co.jp/gm/gc/451652/

そのガメラですが、先日11月27日に第1作『大怪獣ガメラ』の公開から50周年を迎えました。今年10月8日には「ニューヨーク・コミコン2015」に突如出現。生誕50周年を記念した映像が公開され、「ガメラ生誕50周年記念特別サイト」ではショートバージョンが公開中。さらに、昨日11月28日に開催された「ガメラ生誕50周年記念祭」では完全版も公開されたようです。そんな記念すべき年に取り壊しとなった「ニユー・トーキヨー本店」。何か因縁めいたものを感じます。

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ガメラの話になったついでに、「ニユー・トーキヨー本店」のすぐ隣にある「九重会館」についても再度考察しておきます。前回、ネットの不動産情報によると竣工が1993年とあったので、映画公開当時からあったビルではないのかもしれないと書いたのですが……

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2015年7月10日 (金)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsビオランテ』⑤(北摂エリア)

前回から早くも1か月以上過ぎてしまいましたが、引き続き『ゴジラvsビオランテ』から大阪・北摂エリアのロケ地を巡っていきます。

◆万博記念公園駅(ホテル阪急エキスポパーク前)
『ゴジラvsビオランテ』(1989)より
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大阪ビジネスパークを後にしたゴジラは、万博記念公園周辺を通って若狭湾へ向かったようです。本編で「太陽の塔」の手前に見える建物は、大阪モノレールの万博記念公園駅です。私事ですが、黒い煙が上がっている付近に自宅があります(^_^;)

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こちらは万博記念公園駅から撮影ポイント(黄色の矢印)を見た写真です。「ホテル阪急エキスポパーク」前で撮影されています。【A】

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先ほどの比較写真を見てもおわかりのように、現在は駐車場との境に植えられた木々が成長していて、本編と同じポジションからの撮影は困難でした。

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それにしても、「太陽の塔」を入れ込みたいならもっと良い場所があるのに、なぜあの場所からの撮影だったのでしょうか。
ちなみに、こちらの写真は万博記念公園駅から撮影したものですが、右手奥に球体の遊具が見えます。その付近には、1970年の大阪万博会期中は「三菱未来館」がありました。

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「三菱未来館」では、「日本の自然と日本人の夢」をテーマに、円谷英二特技監督率いる東宝の特撮スタッフが手掛けた映像が上映されていました。暴風雨、火山の噴火から暗黒の宇宙、海底基地から見た海の神秘、未来都市などが、伊福部サウンドとともに、当時の最新技術で映し出され、動く歩道で疑似体験できる人気のパビリオンだったようです。


なお、伊福部昭さんの楽曲の一部は、先述のとおり『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』にも流用されています。また、映像は『ハワイ・マレー沖海戦』のDVDに映像特典として収録されています。円谷監督は、この「三菱未来館」向けの映像製作中に体調を崩し、逝去されたとのことです。

(2013年8月17日/2015年5月13日・5月30日撮影)

◆万博記念ビル(旧協会本部ビル)
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970)より
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さて、少し脱線したついでに、大阪万博が舞台となった他の特撮作品のロケ地もご紹介しておきたいと思います。まずは大阪万博開幕の一週間後、1970年3月21日に公開された『ガメラ対大魔獣ジャイガー』より、「エキスポタワー」から万博会場へとパンするこちらのカット。手前に見える建物は「万博記念ビル」です。【B】

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大阪万博開催当時は協会本部でした。現在は万博記念公園の事務所として健在です。撮影が行われた場所は「万博記念ビル」裏手の雑木林付近からだと思われます。

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その場所が撮影当時はどのようになっていたのかを知るために、万博記念公園内にある、かつての「鉄鋼館」を利用した記念館「EXPO'70パビリオン」に行ってみました。

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展示されていた会場模型を見てみると、「万博記念ビル」の裏手に展望スペースがあるのを確認できました。

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さらに、1971年に上空から撮影されたパネル写真も発見。

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本編カットと見比べると、やはりその展望スペースから撮影されたと見て間違いなさそうです。カメラがパンをし終えたところで、左手前に見える建物は「プレスセンター」です。1980年代に解体され、1990年に大阪府の外郭団体が運営する「オオサカサンパレス」が開業。2007年に現在の「ホテル阪急エキスポパーク」となりました。

(2015年5月13日・5月30日撮影)

◆旧中央バス団体入口・千里橋
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沢田圭介(演:炎三四郎)が弘(演:高桑勉)に万国博覧会の概要を説明するシーンです。本作は工事中の万博会場が舞台となっていました。【C】

「EXPO'70パビリオン」パネル写真より
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本編のカットは、「中央団体バス駐車場」(現・万博記念公園中央駐車場)と会場をつなぐ歩道橋の上で撮影されていたと思われます。

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その歩道橋は、現在は撤去されています。

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場内アナウンスで呼び出しを受ける沢田圭介。照明灯は当時のままです。奥に見える橋は「千里橋」です。

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塗装は変わっていますが、こちらも当時のままです。【D】

(2013年8月17日/2015年5月30日撮影)

◆旧エキスポランド・エキスポタワー周辺
『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」(1971)より
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『仮面ライダー』では、万博会場に隣接する遊園地「エキスポランド」でロケが行われていました。地元の人間としては、「エキスポランド」は万博閉幕後も営業していたので、“万博跡”というサブタイトルに若干違和感があったのですが、調べてみると、「エキスポランド」が営業を再開したのは1972年3月15日からでした。つまり、休園中に撮影していたので“万博跡”だった、ということらしいです。納得。【E】

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この写真は2013年8月に撮影しました。「エキスポランド」は、2007年5月のジェットコースター事故の影響で来場者数が激減し、2009年2月に閉園しました。

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現在、跡地には大型複合施設の建設が進められています。

「エキスポランド跡地に『エキスポシティ』 今秋開業」(朝日新聞デジタル)http://www.asahi.com/articles/ASH3T5VCXH3TPTIL02W.html

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こちらは、本郷猛(演:藤岡弘)が人質となった立花藤兵衛と緑川ルリ子を救出に向かうシーン。撮影場所は、万博記念公園駅から公園南口へと続く階段です。本編は「エキスポランド」敷地内から撮影されているようです。道幅は当時よりも狭くなっています。【F】

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奥に「太陽の塔」が見えるこのカット。本編の右手に見える建造物は現存しません。

「EXPO'70パビリオン」展示模型
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万博開催当時、「太陽の塔」と「エキスポタワー」は動く歩道で結ばれていたそうですが、その施設の一部でしょうか。

『仮面ライダー』第7話オープニングより
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この階段では、1クールのオープニング映像も撮影されています。

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奥に「エキスポタワー」が見えます。

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「エキスポタワー」は1990年9月に営業を終了しました。その後10数年放置状態となり、老朽化のため、2002年から翌年にかけて解体・撤去されました。【G】

(2013年8月17日/2015年3月21日・5月13日・5月30日撮影)

『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」(1971)より
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垂直に立てられた3本の柱と多面体の展望室が特徴的だった「エキスポタワー」は、高さ127mと決して高くはありませんでしたが、海抜65mの千里丘陵の上に建っていたこともあり、大阪の至るところから目につく存在でした。私も幼い頃に、一度だけ上ったことがありますが、非常に見晴らしが良かったことを覚えています。

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「エキスポタワー」に捕えられた立花藤兵衛(演:小林昭二)と緑川ルリ子(演:真樹千恵子)。階段の様子も含め、在りし日の「エキスポタワー」の様子は、こちらのサイトで詳しく紹介されています。

エキスポタワー写真館
http://homepage1.nifty.com/forever70s/expotower/index.html

◆旧ソ連館・千里ニュータウン
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970)より
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再び『ガメラ対大魔獣ジャイガー』に戻ります(ゴジラの話はどこへやら…)。大阪万博の会場が舞台となる本作ですが、本編に登場するミニチュアは「ソ連館」のみでした。

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こちらは映画の序盤で紹介される本物の「ソ連館」。私は大阪万博の後に生まれた世代なのでよくわからないのですが、レーニン生誕100周年ということで、かなり力の入ったパビリオンだったそうです。

「EXPO'70パビリオン」より
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宇宙開発の展示などに人気があり、入館者数は「月の石」が展示されていた「アメリカ館」を抜いてNo.1だったとか。

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さて、この「ソ連館」の位置を頼りに、ガメラとジャイガーが戦った場所を推測してみたいと思います。

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まず、「ソ連館」の位置を把握するために、「EXPO'70パビリオン」のショップで販売されていた「日本万国博覧会公式ガイドマップ(復刻版)」を購入してみました。このマップから、「ソ連館」は万博会場の北口側にあったことを確認。

国土地理院ホームページ 空中写真MKK712X-C2-15(1971/05/09)よりトリミング加工
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次に、万博開催当時の空中写真は見つからなかったので、翌1971年の空中写真に「ソ連館」の位置を重ね合わせてみました。本編では、2大怪獣の背後に千里ニュータウンの一部と思われる団地のミニチュアが置かれていましたが、それらは「府営千里藤白台住宅」と「府営古江台住宅」辺りではないかと思われます。【H】

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こちらは現在の「府営古江台住宅」です。本編と比較してみると……

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2015年3月 8日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsビオランテ』①(芦ノ湖・葛西臨海公園)

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今回ご紹介するのは、1989年12月16日に公開されたシリーズ第17作『ゴジラvsビオランテ』です。以後、第22作『ゴジラvsデストロイア』(1995)まで続く、“平成ゴジラ(VS)シリーズ”の第1弾となる作品です。第16作『ゴジラ』(1984)の続編でもありますが、シリアスな前作とは打って変わり、エンターテインメントに徹した内容・演出となっています。ちなみに、昨年夏に実施された日本映画専門チャンネルの「ゴジラ総選挙」では、最終投票で1位を獲得しています。私個人としても、中学校3年の頃に劇場で観て、そのスピーディーなストーリー展開と斬新な特撮映像に、とても感銘を受けた作品です。

◆芦ノ湖桃源台
『ゴジラvsビオランテ』(1989)より
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まずは、ビオランテが芦ノ湖に姿を現すシーンのロケ地からご紹介していきます。

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撮影場所は、箱根ロープウェイの桃源台駅のすぐ近くにある駐車場です。本編では、このシーンに70mm合成が使用されています。上半分に特撮ステージで撮影されたビオランテを合成し、そのフィルムをカメラが駐車場からビオランテにティルト・アップするように再撮するといった、当時としては画期的な合成テクニックだったそうです。

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群がる野次馬や報道陣も同じ場所で撮影されています。劇場パンフレットには、クランクイン4日目の1989年9月11日に撮影されたとあります。【A】

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「あれはただの植物ではない」と語る白神博士(演:高橋幸治)。

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観光船の桟橋とは別の桟橋で撮影されたようですが、残念ながら立入禁止でした。【B】

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立入禁止なので、観光船の桟橋方面から。ちょっと遠い…。

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三枝未希(演:小高恵美)たちの奥に見える建物には、「巨大植物監視本部」が設置されました。

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撮影に使用されたのはレストラン「樹の館」です。パンフレットにもそのことが記載されていました。お店には入っていないのですが、ビーフカレーとハヤシライスがおススメとか。【C】

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報道陣がカメラを構えていた展望台から見る桟橋。【D】

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ビオランテの触手が破壊した桟橋の先端部は、東宝スタジオの大プールで撮影されたそうです。

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桟橋はミニチュアでも再現されていました。

『帰ってきたウルトラマン』第34話「許されざるいのち」(1971)より
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芦ノ湖といえば、『帰ってきたウルトラマン』でレオゴンが出現した場所でもあります。レオゴンは、トカゲとウツボカズラを融合した合性怪獣です。原案は『ゴジラvsビオランテ』と同じ小林晋一郎氏で、ビオランテとの共通点を感じます。

(2007年5月2日撮影)

◆葛西臨海公園
『ゴジラvsビオランテ』(1989)より
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バイオメジャーへの抗核バクテリア(ANB)の引き渡しが決まり、取引場所に向かう桐島と権藤。

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ロケ地は葛西臨海公園の近く、首都高速の湾岸線と中央環状線を結ぶ葛西JCTの高架下です。

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映画公開当時にはなかった側道(国道357号線)の高架橋は、荒川河口橋です。1996年に完成しています。ここでちょっと脱線し、右手に注目します。

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JR京葉線からも見えるこの施設は、東京都下水道局の「葛西水再生センター」です。『ゴジラvsビオランテ』から遡ること7年前……

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2013年12月 1日 (日)

特撮ロケ地巡り~札幌編④(大通駅・すすきの)

さて、福岡出張の翌週、今度は札幌へ出張です。札幌には、仕事で年に2回訪れるのがこのところ定番化しつつあります。仕事ついでのロケ地探訪は、徐々にマニアックになっていきます。

◆札幌市営地下鉄南北線 大通駅ホーム
『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)より
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事件の始まりを告げるシーン。ウィキペディアによると、札幌市営地下鉄では、人身事故対策として可動式ホーム柵の設置が進められ、この南北線においては、昨年7月から設置工事が始まり、今年の4月に全駅への設置が完了したばかりとのことです。

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車両も変わっています。現在走っているのは5000形。本編に出てくるのは2000形で、1999年6月に営業運転を終了してしまったそうです。


2000形はその昔、ブリヂストンのCMにも出ていましたね。『ガメラ2』に先駆け、ミニチュアを使用した大胆なCMでした。

◆大通駅北改札口
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草体の根を爆破後、地下鉄構内に突入する普通科小隊。自動改札機がSAPICA対応になっています。実は、本当はもう少し左側から撮影したかったのですが……

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工事中でした。

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ところで、この案内表示が撮影ポイントを探る手掛かりになったりするのですが、右側の案内表示は一致するものの、左側の表示内容が結構変わっていて、最初は場所を間違えたのではないかと目を疑ってしまいました。

(2013年11月5日撮影)

◆すすきの⑥~ラフィラ(旧ロビンソン百貨店札幌店)前
『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)より
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変わっているといえば、群体レギオンに襲われた機動隊員が退去するこのシーン。地下鉄の出入口にはエスカレーターが設置され……

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さらにはエレベーターも設置されて、立派な作りになっています。以前ご紹介したさっぽろテレビ塔付近の地下鉄出入口を見たときにも感じたことですが、札幌の地下鉄は本当にいろいろ整備が進んでいます。何せ映画公開からもう、17年も経つんですからねぇ。

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こちらは再び本編との比較。17年の間に三洋電機もなくなってしまいました。
ここで余談なのですが、画面左端の交差点中央に立つ時計にご注目ください。

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この時計も、現在は新しくなっているというのは以前ご紹介しましたが……

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2013年2月24日 (日)

特撮ロケ地巡り~伊豆半島編⑤(城ヶ崎海岸・熱川バナナワニ園ほか)

さて、撮り溜めた伊豆半島ロケ地巡りシリーズもいよいよ終盤です。
今回は東映特撮作品によく出てくる城ヶ崎海岸を中心に、熱川やその他のロケ地をご紹介して、伊豆半島編をいったんひと区切りしたいと思います。

◆城ヶ崎海岸
『轟轟戦隊ボウケンジャー』オープニング(2006)より
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『轟轟戦隊ボウケンジャー』オープニングの戦闘イメージカットは、城ヶ崎の名所ともいえる「門脇吊橋」で撮影されています。

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城ヶ崎海岸は、平成仮面ライダーシリーズや一般のドラマでも何度か見かけた記憶がありますし、旅番組でもよく紹介される有名な観光スポットです。

『仮面ライダー』第15話「逆襲サボテグロン」(1971)より
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『仮面ライダー』の第15話では、ショッカーアジト(前回紹介したシャボテン公園)への正面からの突入を断念した滝和也が、裏から潜入するシーンに出てきます。橋は掛け直されたのか、現在とは形状が異なります。吊り橋にぶら下がっているのは、演じている千葉治郎さんご本人(千葉真一さんの実弟)。まさに命がけの撮影、かと思いきや…

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2013年2月17日 (日)

特撮ロケ地巡り~伊豆半島編④(シャボテン公園・大室山)

閑話休題。再び、伊豆半島ロケ地巡りのレポートです。
といっても、今回は10年も前の話を引っ張り出してくるわけなんですが…。
写真の整理ができたのがつい最近だったもので(^_^;)

訪れたのは「伊豆シャボテン公園」。
『ウルトラマン』をはじめとする円谷プロ作品や、『仮面ライダー』などの東映作品でよく使われた有名なロケ地です。

公式サイトによると、開園は1959年(昭和34年)と古く、皇室や各国来賓もたびたび訪れているようです。名前だけだと植物園のようなイメージがありますが、「東京農業大学の教授でありました故近藤典生博士が、動物・植物との共生共存を理念に設計されました」とあるように、サボテンや多肉植物以外にも、カピパラ、チンパンジー、リスザルといった多数の動物が飼育されています。

◆伊豆シャボテン公園
『仮面ライダー』第15話「逆襲サボテグロン」(1971)より
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メインゲートに向かう道の途中にそびえる門柱(?)は、ショッカーアジトの入口として使われています。戦闘服着たまま検問してたら、明らかに怪しいと思うんですが…。

『ウルトラマン』第20話「恐怖のルート87」(1966)より
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ファーストカットです。小学6年生の頃(1986年頃)にやっていたTVの再放送やビデオ版では気がつかなかったのですが、デジタルリマスタリングされたDVDで観て、初めて気づきました。場所は、下の地図で緑の矢印を打っている場所になります。

大きな地図で見る

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同じく「恐怖のルート87」より。園内の「高原竜の像」(公式サイトの記載)が、高原竜・ヒドラのモデルとして登場します。この像は「シャボテン温室」への通路となっているのですが、老朽化が激しく、現在はコンクリート片の落下を防ぐためか、ちょうど顔の真下にある入口に屋根が設置されています。

『仮面ライダー』第15話「逆襲サボテグロン」(1971)より
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「逆襲サボテグロン」より。こちらは、高原竜がショッカーのシンボルとして使われています。わかりやす過ぎっ!

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ショッカーの戦闘員に変装して、アジトに潜入する滝和也。現在は像の周りでアフリカハゲコウが放し飼いにされていて、関係者以外立ち入り禁止です。

『ウルトラマン』第20話「恐怖のルート87」(1966)より
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そういう理由で、背後の様子は「シャボテン温室」から撮影。

『ウルトラマンA』第31話「セブンからエースの手に」(1972)より
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ここでも、少しですが像の背後が映っています。ちなみにこの『ウルトラマンA』では、超獣サボテンダーの回ではなく、超獣バクタリ(動物園で飼育されていたバクが変異した超獣)の回で「シャボテン公園」が使われています。

『ウルトラマン』第20話「恐怖のルート87」(1966)より
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『ウルトラマン』では交通事故(ひき逃げ)で亡くなった少年が描いたデザインを元に作成した像として、仮面ライダーシリーズでは敵のアジトとして使われるなど、同じ場所でも作品によって趣きがまったく異なるのが面白いです。

『仮面ライダーBLACK』第43話「怪人牧場の決闘!」(1988)より
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ここでは、地下のジオフロントに作られた暗黒結社ゴルゴムの怪人牧場として登場します。この時点で結構黒く汚れてしまっています。

『ウルトラマン』第20話「恐怖のルート87」(1966)より
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ヒドラの登場シーン。本編はミニチュアセットです。中央のこんもりした山は大室山です(後述)。

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「恐怖のルート87」のラストカットより。像の右手の丘の上に展望台が見えます。「伊豆シャボテン公園グループ」の公式サイト「公園の歴史」には、1965年に「『回転式展望台』完成公開」とありましたので、おそらくそれだと思うのですが、2003年に訪問したときには、すでに取り壊されていました。

『仮面ライダーBLACK』第43話「怪人牧場の決闘!」(1988)より
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1988年の時点ではまだあったようです。それにしても、木々の成長が凄い。

ところで、この「高原竜の像」。『ウルトラマン』では破壊を免れていますが、仮面ライダーシリーズにおいては…

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2017年2月
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