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2014年9月

2014年9月 1日 (月)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『怪獣大戦争』①・『空の大怪獣ラドン』(富士宮・天神・中洲)

今回ご紹介するのは、1965年12月19日に公開されたシリーズ第6作『怪獣大戦争』です。


同年8月8日には『フランケンシュタイン対地底怪獣』が、11月27日には大映の『大怪獣ガメラ』が公開され、さらに年明けの1966年1月2日からはTBS系列で空想特撮シリーズ『ウルトラQ』が放映されるという、誠に羨ましい時代の怪獣映画です。


『怪獣大戦争』は従来の怪獣映画の流れと、『地球防衛軍』(1957)や『宇宙大戦争』(1959)といった東宝のSF超科学戦争映画の流れをドッキングさせたものです。田中友幸プロデューサーはこれまでにも、日米を代表する2大怪獣を対決させた『キングコング対ゴジラ』(1962)、東宝のスター怪獣を対決させた『モスラ対ゴジラ』(1964)、そして3大スター怪獣が共闘する『三大怪獣地球最大の決戦』(1964)と、既存の企画やキャラクターを掛け合わせた作品でヒットを飛ばしてきましたが、今回もその一例といえるでしょう。そういった意味では、近年、東映が繰り広げている仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズにおけるコラボ作品の数々も、発想は同じなのかもしれません。

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※2点とも東海道新幹線から撮影した実景にフィギュアを合成したイメージです

さて、また前置きが長くなってしまいましたが、『怪獣大戦争』のロケ地巡りの話に移ります。実は、本作のロケ地をご紹介するのにあたって、どこをご紹介しようかと悩みました。先述の通り、ゴジラのライバルが増えたことが影響しているのか、ゴジラシリーズでは『怪獣大戦争』以降、名所旧跡の破壊シーンが激減したからです。本作では、X星人に操られたゴジラが街で大暴れするシーンがありますが、富士山の麓とはわかるものの、ロケ地の特定に難航していました。


そこに現れたのが、つい先日発売されたばかりのこの本、野村宏平著『ゴジラと東京 怪獣映画でたどる昭和の都市風景』です。ゴジラシリーズをはじめとする、東宝特撮作品のロケ地が数多く紹介されています。私が知らなかった聖地がいくつも取り上げられていて、まだまだ上には上がいるなと、興味深く拝読しました。

◆富士山本宮浅間大社
『怪獣大戦争』(1965)より
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この本によると、『怪獣大戦争』の主なロケ地として霞ヶ関から見た国会議事堂や、「世界教育社」があったとされる丸の内の「三菱商事ビル別館」(現在は建て替えられています)が紹介されており、さらに、ゴジラ・ラドン・キングギドラが襲撃する場所が静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社近辺であると紹介されています。さっそくGoogleマップで確認すると、なるほどその通りでした。私も機会があれば行ってみようと思います。


大きな地図で見る

とはいえ、これだけだとあまりに手抜きでオリジナリティがありません。そこで今回もかなり強引ではあるのですが……

『怪獣大戦争』(1965)より
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ラドンの襲撃シーンに突如現れるこのカットに着目。そう、1956年に公開された『空の大怪獣ラドン』からの流用カットです。そこで……

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