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2013年10月

2013年10月27日 (日)

特撮ロケ地巡り~大阪編⑤(中之島~その5)

これまで4回に渡ってお届けしてきた大阪編・中之島ロケ地探訪シリーズですが、5回目となる今回でいよいよ最終回です。最後は『ゴジラvsビオランテ』より、阪神高速の破壊シーンのロケーションを検証します。

◆西天満付近
『ゴジラvsビオランテ』(1989)より
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大阪港から上陸したと思われるゴジラは、下の地図を参照していただきたいのですが、以前ご紹介した淀屋橋(緑のピン)から「サラジア・オイル・コーポレーション」が入居していたとされる「堂島関電ビルディング」(ガソリンスタンドのマーク)の方へと北上し、「大阪市中央公会堂」(青のピン)をかすめます。その後に続くのが、阪神高速越しのゴジラを捉えたこのカットです。画面上でのゴジラの進行方向と、実際の地形から推測すると、ゴジラはさらに北上して西天満(赤いピン)付近を進行していることになります。


より大きな地図で 中之島付近ゴジラ進行推定ルート を表示

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そして、この阪神高速の破壊シーンへと続きます。本編でゴジラが阪神高速を破壊するのはこの1回のみですが、先述のように、ゴジラが西天満方面へ北上しているとするならば、2度目の破壊ということになります。

今回検証するのは、この阪神高速の破壊ポイントです。実際のどの場所がモデルになっているのかを検証してみたいと思います。映画公開当時に、今はなき朝日ソノラマから発行されていた宇宙船文庫『ゴジラvsビオランテ』に掲載されているシナリオには、「154 大阪・中之島――夜」とありますので、中之島周辺であることは間違いないと思われますが、ゴジラの進行推定ルートから考えられる破壊ポイント(炎マーク)は、実は上の地図の通り、4か所もあるのです。

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2013年10月 6日 (日)

特撮ロケ地巡り~大阪編④(中之島~その4)

大阪編・中之島の第四弾、今回は「大阪国際会議場」です。
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』で、ゴジラに破壊される「クリーンエネルギーファクトリー」の外観として使用されました。

私事ですが、会社行事で半年に1回くらいの割合でここを使わせてもらっていて、実は一週間前にもお世話になりました。ゴジラに破壊された建物でのお仕事というのは何とも感慨深く、テンションが上がります(おそらく、社員の中で私だけだと思いますが・・・)。

◆大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000)より
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初めて外観が登場するカット。映画公開から13年経ちますが、ほとんど変わっていません。唯一、本編では右手前にある阪神高速の案内表示板が、現在は左側に移設されています。

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「クリーンエネルギーファクトリー」のオープン記念フェアへ向かう人々。核エネルギーがゴジラを引き寄せると知った政府は、1966年に原子力発電の永久放棄を決断。そして、1996年にプラズマを利用したクリーン発電が開始されたという設定です。東日本大震災を経た今、非常にリアルに感じられる世界観です。

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続いて記者発表のシーン。大阪国際会議場内のどこかで撮影されたのだと思って、場内を散策しましたが、それらしいところは見当たりませんでした。

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そこで、私が注目したのは椅子でした。これは会場内で使用されていた椅子です。一見、「同じだ!」と思ったのですが、よく見ると背もたれの形状が本編と違います。

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映画公開当時に発売されていた東宝株式会社発行『東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』を見直してみると、76ページ(白枠内)にロケ現場の写真がありました。屋外で撮影されているようですが、やはり「大阪国際会議場」ではなさそうです。

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堂島川越しに見た全景カット。「大阪国際会議場」のすぐ左隣には、「リーガロイヤルホテル(大阪)」があるのですが、本編では消されており、代わりに大阪城と国会議事堂が合成されています。1954年のゴジラの東京襲撃によって首都が大阪に移され、「大阪都」になったという、どこかの市長さんが喜びそうな設定です。
ところで、現在の写真と見比べると、会議場右手前の建物がなくなっています。こちらは合成で消したわけではなく、取り壊されて駐車場になっています(^^;)

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アーチ型の橋は堂島大橋です。この位置から見える国会議事堂は、相当高い丘の上に建っていることになります。それはさておき、先の写真もそうなのですが、私が気になったのは、川の左岸の様子です。実際には護岸が川面をかなり遮ってしまいます。撮影ポイントが微妙に異なるのか、あるいは、2カットともこれだけいろいろ切り貼りされている映像なので、合成で修整されたのか?
いろいろと仮説が考えられますが、とにかく現場で検証してみることにしました。

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