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2012年10月28日 (日)

特撮ロケ地巡り~東京・赤坂見附編②(ホテルニューオータニ~その1)

先週公開した「特撮ロケ地巡り~東京編①(赤坂見附・弁慶橋)」ですが、その後たまたま昭和ガメラシリーズをチェックしていたら、そこにも出てきていましたので一部追記させていただきました。よろしければご覧ください。

さて、今回取り上げるのは「ホテルニューオータニ」です。私は泊まったことはないのですが、イベントのお仕事では何度かお世話になっており、先日の東京出張の仕事場でもありました。ここがいろいろな作品に登場するということで、2回に分けてお届けしたいと思います。

◆ホテルニューオータニ東京
『ウルトラQ』第6話「育てよ!カメ」(1966)より
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99センチに成長したカメが、太郎少年を乗せて竜宮へと向かうシーンに、「ザ・メイン」と呼ばれる建物の外観が1カット映ります。現地写真は、外堀通りから首都高速越しに撮影しました。下の地図でポイント(A)を打っている場所です。

大きな地図で見る

一見すると間違いないように思われるのですが、この「ザ・メイン」は、中央の回転ラウンジから三方向へ広がる構造となっています。ということは、本当にこの場所で正しいのかという疑問が出てきます。ということで、今回もさっそく現場を検証してみたいと思います。

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「ザ・メイン」を北側(地図の上側)の四ツ谷・麹町方面の玄関付近から撮影した写真です。周辺道路からのアングルでは建物が近すぎるのと、手前の茂みの関係で撮影できるポイントが限られてきます。断定はできませんが、この場所ではないような気がします。

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前回ご紹介した弁慶橋のある紀尾井町方面から撮影した写真です。アングル的には外堀通り沿いから見たものとよく似ていますが、手前に建物があるので違うように思われます。ただ、『ウルトラQ』制作当時(「育てよ!カメ」の制作時期は昭和40年)の周辺状況を考えると、あながち否定もできません。

株式会社ニュー・オータニ』Webサイトの沿革のページに、麹町方面から見た開業時(昭和39年)の空撮写真が掲載されています。
http://www.newotani.co.jp/group/company/outline.html

また、『麹町わがまち情報館』の「わがまちフォトギャラリー」にも、同年に撮影された赤坂側から見た空撮写真が掲載されています。
http://koujimachi.net/pipipiga/pipipiga.php?q_num=3.36

これらを拝見する限り、「ザ・メイン」の周辺にはまだ建物がありません。よって紀尾井町方面から撮影された可能性も捨てきれないことになります。本編と現地写真との比較においては、個人的には外堀通りから撮影された可能性が高いのではないかと思うのですが、今となっては場所を特定することは困難です。

ホテルニューオータニは、東京オリンピックで訪れる外国人客の受入れ施設として建設が計画され、先の通り昭和39年(1964年)に開業しています。シンボルともいえる最上階の回転ラウンジは東京タワーと並んで東京名所だったようで、他の特撮作品にもたびたび登場します。

『ジャイアントロボ』第18話「謎の諜報員X7」(1968)より_01Dsc_0003_re
架空の「GREEN HOTEL」として登場しますが、どう見てもホテルニューオータニがモデルだと思われます。ウラニウムの数千倍のエネルギーを発するYZ金属を、人類の平和と幸福のために活用する国連原子力委員会がここで開催されているという設定です。

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委員会に出席する世界各国の優秀な科学者たちを拉致すべく、秘密結社BF団が操る巨腕ロボット・ガンガーが、大胆にも回転ラウンジごともぎ取っていきます。ホテルはこの後、ガンガーに体当たりされ破壊されてしまいます。

『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967)より
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太陽の光に弱いギャオスを人工血液を噴霧しておびき寄せ、夜明けまで足止めさせる「回転作戦」の舞台となった「HOTEL HI-LAND」。舞台が東京ではなく、且つ架空のホテルですが、制作された年代や形状から察するに、これもホテルニューオータニがモデルではないかと思います。

『007は二度死ぬ』(1967)より
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敵のアジト「大里化学工業」の外観にホテルニューオータニが使用されています。これも昭和42年(1967年)の作品です。当時のホテルニューオータニは高度経済成長期の日本を象徴する近代建築物の一つだったのかもしれませんね。

『007は二度死ぬ』については、次回詳しくお届けしたいと思います。

(2012年10月18日撮影)

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