2016年8月29日 (月)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsモスラ』③・『三大怪獣地球最大の決戦』②(横浜)

『ゴジラvsモスラ』のロケ地巡りもいよいよクライマックスへ。ラストは横浜です。

◆横浜駅周辺
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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丹沢から横浜へとやってきたゴジラ。ロケ地は以前にご紹介した「横浜タカシマヤ」のそばある内海橋付近と、JR東海道本線と相模鉄道を跨ぐ県道13号線の平沼橋です。

特撮ロケ地巡り~横浜編①
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-69aa.html

◆中華街東門(朝陽門)
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モスラとバトラの戦いで破壊される中華街の門(牌楼というそうです)。以前紹介したときは恥ずかしながら不勉強で、本編に登場する門の形状が実際のものとあまりにもかけ離れていたことから架空の門ではないかと思っていたのですが、東門周辺であるとコメントにて教えていただきました。ありがとうございます。というわけでリベンジです。

特撮ロケ地巡り~横浜編②(中華街)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-885f.html



『ゴジラvsモスラ』のブルーレイ映像特典「ゴジラシリーズ ロケーションガイド 臨海都市上陸篇」では映画制作当時の東門の写真も紹介されており、ミニチュアは本物をしっかりと再現したものだったようです。新しい門が竣工したのは2003年。工事中の様子はこちらのサイトで紹介されています。

めりた・グッドボーイさん:http://merita.jp/yokohama-sketch/04/index.html

(2015年11月14日撮影)

◆スターホテル横浜
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続いて、ビルの屋上からゴジラ・モスラ・バトラの三つ巴の戦いを見守る藤戸拓也(演:別所哲也)たちとコスモス。

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先の「ゴジラシリーズ ロケーションガイド 臨海都市上陸篇」によると、ロケ地は「横浜マリンタワー」の近くにある「スターホテル横浜」の屋上だったとのこと。夏場はビアガーデンも開催されているそうですが、訪れたときは残念ながらシーズンオフでした。いつか横浜へ出張の際にはぜひ泊まってみたいと思います。

(2015年11月14日撮影)

◆横浜マリンタワー
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マリンタワー方面へ向かうモスラ。実景の空撮映像との合成が当時としては斬新でした。

『三大怪獣地球最大の決戦』(1964)より
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そのマリンタワーは『三大怪獣地球最大の決戦』でキングギドラに襲撃されます。以前に紹介済みのスポットではありますが、今回はより本編に近いアングルで。

特撮ロケ地巡り~横浜編③(氷川丸・横浜マリンタワー)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/08/post-b5d8.html

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今回の撮影場所は「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」です。マリンタワーは2008年に灯台としての役目を終え、2009年にリニューアル。その際、それまでの紅白の塗装から外側を光沢を押さえた「シルバー」に、内側を「ブラウンオリーブ」(茶色みがかった緑色)に塗り替えらたそうです。ただ、以前の紅白の塗装も、1961年の開業当時は紅白の7等分塗りだったものが、1989年の横浜博覧会を機に赤から白のグラデーションに変更されていたとのこと。同じ紅白でも『三大怪獣地球最大の決戦』と『ゴジラvsモスラ』とでは微妙に異なっていたようであります。

横浜経済新聞
横浜マリンタワーの外観、紅白からシルバーに-来春オープン」(2008年03月26日付)
横浜マリンタワーのお披露目会ー23日にリニューアルオープン」(2009年05月20日付)

(2015年11月14日撮影)

◆日本郵船氷川丸
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『三大怪獣地球最大の決戦』でゴジラ出現ポイントのすぐそばに係留されている「日本郵船氷川丸」。前回訪れたときは休館日だったので、これもリベンジしてきました!

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とはいえ、完全一致とはいかず、またもや船外からという中途半端なアングル。その理由は……

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2016年8月 4日 (木)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsモスラ』②・『メカゴジラの逆襲』①(東京・千葉)

「ゴジラ60周年ロケ地巡り」といっておきながら、本当はもう62周年。最新作『シン・ゴジラ』も公開され、一体いつになったら完結するのかと自分でも気が遠くなりつつありますが、『ゴジラvsモスラ』ロケ地探訪、続いては東京・千葉編です。今回もいろいろと脱線しながら進めてまいります(最初から言っておきますw)

◆世界貿易センタービルディング
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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浜崎橋JCT付近から上陸しようとするモスラ。以前にも紹介した浜松町の「世界貿易センタービルディング」からのアングルですが、今回はプラモデルのモスラを合成してみました。前にも書いていますが、この東向きアングルは『帰ってきたウルトラマン』(1971)や、『東京湾炎上』(1975)にも出てくるので、比べてみると街並みの変化がよくわかります。

特撮ロケ地巡り~東京・港区編②(世界貿易センタービル)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2014/02/post-da66.html

『メカゴジラの逆襲』(1975)より
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こちらは、ゴジラシリーズ第15作『メカゴジラの逆襲』からムガール(演:睦五郎)と津田(演:伊吹徹)が東京の改造計画を語るシーン。

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同じ「世界貿易センタービルディング」の北側、汐留方面の風景が映し出されます。東京はブラックホール第三惑星人に改造されるまでもなく再開発が進み、汐留操車場があった場所は現在「汐留シオサイト」となっています。


『メカゴジラの逆襲』は1975年3月15日に公開。観客動員数は97万人で、ゴジラシリーズのワースト記録となってしまい、本作をもって昭和ゴジラシリーズは終止符を打たれることになります。本多猪四郎監督にとっても最後にメガホンをとった映画となりました。「東宝チャンピオンまつり」の一本であり、ゴジラは子どもたちを守るヒーローとして描かれていますが、本多演出と伊福部昭さんの音楽によって作品自体は重厚な仕上がりとなっています。もしかすると、そのアンマッチが当時の子どもたちや大人のファンには受け入れ難いものだったのかもしれません。正直、私自身も中学生時代に初めてビデオで観たときの印象は暗く、それ以来視聴する機会の少ない作品となっていました。ただ、最近になって改めて観直してみると、学会を追われた真船博士の哀しみや、『怪獣大戦争』にも通じるサイボーグ少女・桂(演:藍とも子)と海洋開発研究所の一之瀬(演:佐々木勝彦)の悲恋など、本多監督らしい大人のドラマがしっかり描かれており、再評価されるべき作品だと感じます。

(2013年4月13日撮影)

東急プラザ赤坂(赤坂エクセルホテル東急)
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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さて、話を『ゴジラvsモスラ』に戻します。コスモスを追って東京に上陸したモスラは、赤坂方面へ進みます。エキストラによる避難シーンは、赤坂見附周辺で撮影されています。

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ロケ地は「赤坂 エクセルホテル東急」の2階にあるショッピングアーケード「東急プラザ赤坂」です。

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このカットは、赤坂見附交番のすぐ隣りにある歩道橋の袂から望遠で撮影。道路標識や街灯の位置が変わっています。

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ちょっと角度が違いましたが、ホテルの外壁の様子などは当時のままです。

『地震列島』(1980)より
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こちらは、1980年に公開された東宝の『地震列島』より、主人公の地球物理学者・川津陽一(演:勝野洋)が自身の研究所へと向かうシーン。

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先の「東急プラザ赤坂」から地下鉄赤坂見附駅の駅ビル「ベルビー赤坂」を望遠で狙ったアングルです。

(2016年7月6日撮影)

◆赤坂見附駅(ベルビー赤坂)
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同じく『地震列島』より、物語中盤で川津陽一が離婚協議のために表参道の割烹料亭へ向かうべく、地下鉄に乗ろうとするシーン。

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川津は矢印で示した出入口から地下へ下りていきます。「ベルビー赤坂」は、1979年の開業以来ファッションビルとして運営されていましたが、2012年に閉店。2013年からは「ビックカメラ赤坂見附駅店」が入居しています。ビックカメラの入居にあたって耐震工事が行われたそうで、1階付近の様子は大幅に変わっています。

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エスカレーターで地下へ下りる川津。駅のホームで妻・裕子(演:松岡嘉代)と待ち合わせをし、2人は銀座線に乗り込みます。地下鉄に乗るまでの一連のカットは手持ちカメラで撮影されているのですが、ゲリラ撮影でしょうか?

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エスカレーターはかなり改装されており、残念ながら当時の面影はありません。

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B1Fの銀座線表参道・渋谷方面行のホームです。大地震発生後、車両から降りた乗客が大挙して押し掛けます。本編はもちろんセットです。なお、銀座線は走行用のレールと並行して給電用のレールが敷かれている第三軌条方式です。非常時とはいえ、実際には線路に降りるのはかなり危険だと思います。

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混乱する赤坂見附駅の構内。現在は改装されており、写真右側の丸ノ内線ホームには、2007年に可動式ホーム柵が設置されました。改装前の様子はネズミツオさんのブログで詳しく紹介されていますが、本編のセットはかなり忠実に再現されたものだったようです。

ネズミツオさんのブログ「三つ子の魂百まで…トラウマニア」
http://ameblo.jp/nezumitsuo/entry-11276114780.html

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再び銀座線のホーム。銀座・浅草方面から地下鉄車両とともに鉄砲水が迫ります。

(2015年7月2日撮影)

◆元赤坂
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本編に登場する川津研究所の外観(玄関)も、実際に赤坂見附のすぐ近くある元赤坂のビルが撮影に使用されています。

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ただし、そのビルは現存せず、現在は綜合警備保障(ALSOK)の本社が入居する「安全ビルレジデンス」に建て替わっています。

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川津研究所の内部はセットだと思われますが、本編をよく見ると、奥の棚の上にはなんと第1作でゴジラを倒したオキシジェン・デストロイヤーが!?

(2016年7月6日撮影)

◆弁慶橋
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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ゴジラネタに戻ったところで、続いては弁慶橋での避難シーン。こちらのロケ地は以前にご紹介済みです。

特撮ロケ地巡り~東京・赤坂見附編①(赤坂見附交差点・弁慶橋)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/10/post-54dc.html

『007は二度死ぬ』(1967)より
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この弁慶橋付近では、『007は二度死ぬ』でカーチェイスが繰り広げられています。ボンドとアキが乗るボンドカー(トヨタ2000GT)が、敵のアジトである大里化学工業(外観は「ホテルニューオータニ東京」のザ・メイン)の敷地から脱出するシーンです。

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ボンドカーを敵のクラウンが追いかける場面に弁慶橋(空中写真【A】)が一瞬映ります。『007は二度死ぬ』のロケ地については後述。

(2016年7月6日撮影)

◆東京ガーデンテラス紀尾井町
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また横道にそれたところで、赤坂見附にあった旧赤坂プリンスホテル跡地は現在、大型複合市街施設「東京ガーデンテラス紀尾井町」となっています。今年5月から一部店舗が営業を開始し、先日7月27日に正式にグランドオープンしました。

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敷地内にある赤坂御門の石垣の上は「空の広場」として開放されているのですが……

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2016年5月29日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsモスラ』①・『モスラ対ゴジラ』②(名古屋)


今回ご紹介するのは、1992年12月12日に公開されたシリーズ第19作『ゴジラvsモスラ』です。本作は、前作『ゴジラvsキングギドラ』劇場公開時に上映された後づけ特報で製作が告知され、劇場が喚起に沸きました。私自身も、「いよいよ昭和と同じ怪獣ブームの再来か!?」「スタッフはまた大森・川北コンビで?」「小美人は出るのか? Winkか?」と期待に胸を膨らませる一方、「わずか一年の製作期間で大丈夫なのか?」と若干の不安を抱いた記憶があります。ちょうど、ハリウッド版ゴジラの続編についてさまざまな情報が流れている今の状況と似ています。

マイナビニュース「『GODZILLA ゴジラ』続編決定!ラドン、モスラ、キングギドラ登場にファン熱狂」
http://news.mynavi.jp/news/2014/07/27/082/

映画.com「米レジェンダリーが『キングコングVSゴジラ』を企画中?」
http://eiga.com/news/20150914/9/

シネマトュデイ「『GODZILLA ゴジラ』続編、ギャレス・エドワーズ監督がまさかの降板!」
http://www.cinematoday.jp/page/N0082686

結果的に、前作の大森一樹監督は脚本のみの参加となり、個人的にはちょっぴり残念ではあったのですが、「極彩色の大決戦」というキャッピコピーで封切られた『ゴジラvsモスラ』は、平成ゴジラシリーズで最多の420万人という観客動員を達成。配給収入も22億2千万円を記録し、1993年度の日本映画興行ベスト10で堂々の第1位という快挙を成し遂げたのは皆さんもご存知の通りかと思います。

◆名古屋城
『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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さて、ロケ地へと移ります。まずは、バトラの幼虫が名古屋城を襲撃するシーンから。言わずもがな『モスラ対ゴジラ』のオマージュカットです。モスゴジ編は以前に取り上げていますので、見比べていただけると面白いかと思います。本編では、よく見ると手前にエキストラに混ざって逃げる川北紘一特技監督の姿も見えます(^^)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『モスラ対ゴジラ』①(名古屋テレビ塔・名古屋城ほか)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2014/08/60-c117.html

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続いて正門。これもオマージュカットですが、予告編でこのカットを見たときは「おおっ!」と思いました。アナログ合成でこのクオリティは凄いです。

(2003年7月20日撮影)

◆名古屋市役所・愛知県庁
『モスラ対ゴジラ』(1964)より
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ここ最近は仕事で名古屋を訪れる機会が増え、お陰様で市内のロケ地を巡ることができるようになってきました。ということで、前回不完全燃焼だった『モスラ対ゴジラ』のスポットも補完していきます。こちらは、倉田浜干拓地からゴジラが出現したと伝えるアナウンスが街中に響き渡るシーンに登場する名古屋市役所を本編と同アングルで。竣工は1933年で、国の重要文化財に指定されており、映画やテレビドラマのロケ地としてもよく利用されるそうです。

参考:名古屋観光情報「名古屋ど定番ロケ地めぐり」
http://www.nagoya-info.jp/view/model/post_2.html

『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006)より
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以前の記事にトラックバックしてくださった「ガメラ医師のBlog」さんの情報によると、『小さき勇者たち~ガメラ~』でも霞ヶ関の内閣府のシーンに使用されたとのこと。当時、ロケに参加された方のブログ記事もありました。

PAMI-rohさん「小さき勇者たちガメラ 2005/08/13 名古屋市役所、名古屋地下街ユニモールロケ」
http://pami.gonna.jp/kaiju/gamera/168/

『モスラ対ゴジラ』(1964)より
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例によっていきなり脱線してしまいましたが、こちらは名古屋市役所の隣りにある愛知県庁を本編と同アングルで。1938年竣工で、やはり国の重要文化財に指定されています。今も本編同様、奥に名古屋テレビ塔が見えます。

(2015年10月14日撮影)

◆名古屋テレビ塔・久屋大通公園周辺

そのテレビ塔周辺へとやってきました。

『ゴジラvsモスラ』(1992)より
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バトラがテレビ塔へと近づくこのシーンは、久屋大通と錦通が交差する辺りでの撮影。木々は成長していますが、今もほとんど変わっていません。【A】

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続いて地下鉄栄駅の13番出入口付近。後述する「中日ビル」のすぐそばです。看板と歩道の様子が若干変わっていますが、概ね公開当時のままです。【B】

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こちらが「中日ビル(中部日本ビルディング)」です。竣工は1966年。最上階の回転レストランは現在営業はしていないようですが、いかにも1960年代という感じです。

『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006)より
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『小さき勇者たち~ガメラ~』ではジータスが襲撃しました。夏季限定で営業する屋上のビアガーデンでロケが行われています。【C】

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2016年も9月10日まで営業中!

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「中日ビル」のはす向かいにある地下鉄4番出入口からは、名古屋に着いた透たちが地上に出てきました。【D】

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この辺はあまり変わりがないですね。本編と影の向きが一致していますが、これを撮影したのは朝です。なので、本編も早朝に撮影されていると思われます。透役の富岡涼君は同時期に『Dr.コトー診療所2006』にも出演していましたが、以後見かけませんね。今どうしているのでしょうか…。

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透が見上げたところには、実際にジーダスの上陸を知らせた街頭ビジョンがあります。撮影当時は「ジェトロ名古屋輸入車ショールーム」でしたが、映画の公開を待たず2005年12月に閉館。現在は「SMBCパーク 栄」となっています。

サカエ経済新聞(2005年11月22日付)「ジェトロ、名古屋輸入車ショールームを閉館へ」
http://sakae.keizai.biz/headline/53/

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こちらは大人の足ナメのちょっと凝ったアングル。

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交差点の向かい側にある16番出入口で撮影されています。凝ったアングルだったのは、引いて撮ると見える範囲が広がってしまい、それだけエキストラ集めや交通規制が大変になるからだったのでしょうね。【E】

『モスラ3 キングギドラ来襲』(1998)より
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なお、この付近の上空は『モスラ3』でキングギドラが通過しました。【F】

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実際は「松坂屋名古屋店」北館屋上からのアングルと思われます。【G】

『モスラ対ゴジラ』(1964)より
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さて、話を再びゴジラに戻して『モスラ対ゴジラ』から、テレビ塔に接近するゴジラのシーン。場所は地下鉄久屋大通駅の1番出入口を上がったところです。【H】


久々にご紹介する私のロケ地探訪のバイブルの一つ、野村宏平著『ゴジラと東京 怪獣映画でたどる昭和の都市風景』によると、本編に映る協栄生命は2000年に破綻。現在は「ジブラルタ生命名古屋錦ビル」になったとのことでした。

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現在のビルは1994年に建て替えられたものですが、どことなく公開当時と変わらぬ雰囲気を醸し出しているのがうれしいです。

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観光客がテレビ塔から逃げるシーン。同ポジションは叶いませんでしたが、駐車場側から見た現在の様子と比較。【I】

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現在のテレビ塔の足元。

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テレビ塔に迫るゴジラ。先の協栄生命のビルに迫るカットとのつながりを考えると、駐車場付近から南東方向を見上げたアングルということになります。【J】

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テレビ塔を前に転回するゴジラ。立っているのはちょうど駐車場付近です。【K】

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テレビ塔に尻尾を丹念に引っ掛けるゴジラ。敵だと思ったのでしょうか。何か意図のようなものを感じます。ところで、実際に歩いて検証してみると、テレビ塔をさまざまなアングルから捉えていることがわかります。それに応えられるミニチュアセットを構築しているところが往年の東宝特撮の凄いところです。【L】

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バランスを崩して工事中のビルに突っ込むゴジラ。【M】

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そのビルは「名古屋パナソニックビル」です。しかし、ゴジラはともかく、テレビ塔がこの角度で倒れ込んでくるのは位置関係としてはおかしいです。実際には右側から倒れてくるはずです。

『モスラ3 キングギドラ来襲』(1998)より
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ゴジラが倒れ込んだ場所は、『モスラ3』のロケ地でもありました。【N】

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撮影場所は久屋大通公園内の「ロサンゼルス広場」です。名古屋市とロサンゼルス市は姉妹都市ということで、ハリウッドのチャイニーズ・シアターを模して、マリリン・モンローをはじめとしたスターの手形と足形のレプリカが設置されています。

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ゴジラ、バトラに続いてキングギドラの襲撃を受けるテレビ塔。久屋大通に架かる「セントラルブリッジ」なめのアングルです。こうして見ると、ややオーバースケールですね。【O】

『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006)より
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またまた『小さき勇者たち~ガメラ~』から。ガメラ(トト)がジータスと再戦したのも、実はテレビ塔付近でした。【P】

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袋町通から見上げたアングルで、本編ではビルに隠れていますが、左手にテレビ塔があります。両サイド奥の建物は、実際は久屋大通に面して立っているのですが、本編では合成で1棟ずつ追加され奥行きが増しています。

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この作品では、久屋大通沿いの歩道に瓦礫を積み上げての大掛かりな撮影も行われています。【Q】

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アパホテル〈名古屋錦〉EXCELLENT」の1Fにある大和証券前です。この8B出入口から3人の少年たちは地下へと入っていくのですが……

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2016年5月 8日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』⑤(京浜島)

しばらくぶりです。ゴジラシリーズ、ガメラシリーズともに聖地巡礼は続いているのですが、なかなかまとめる時間が確保できず、随分とブランクが空いてしまいました。
目下、次の『ゴジラvsモスラ』編を準備中ではあるのですが、先日ツイッターで興味深いツイートを発見してしまいました。

まるぞーさん(2016年3月27日のツイート)
https://twitter.com/maruzo0717/status/714038520726163456
https://twitter.com/maruzo0717/status/714038795193090049


この方は、ゴジラシリーズのBlu-ray特典『ゴジラシリーズロケーションガイド』や『平成ゴジラパーフェクション』等で数々のロケ地紹介を手掛けておられ、個人的には(一方通行ですが…)とても参考にさせていただいています。これらのツイートでは、『ゴジラvsキングギドラ』でM11がカーアクションを繰り広げた場所が写真付きで紹介されていました。これを拝見していたたまれない気持ちになった私は、さっそく現地へ赴いたのでした。

というわけで、以前にラストと言っておきながら、今回も『ゴジラvsキングギドラ』のロケ地のご紹介となります。まったくもって気まぐれです(^^;

◆京浜島
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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激しいカーアクションの末に転倒・炎上した車から抜け出したアンドロイドM11が、寺沢とエミーを追って走り出すシーンは、東京都大田区東部の京浜島がロケ地でした。【A】


羽田空港を離着陸する飛行機を間近に見ることができる「京浜島つばさ公園」から西へ向かう車道(約550mの区間)で撮影されています。

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M11の目線。映画公開後25年を経て周辺には新しい建物ができていますが、当時の面影はあります。左手の建物の屋根も、屋根の色は変わっていましたが健在です。【B】

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M11が寺沢・エミーが乗る車を追い越す場面。【C】

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本編では出光のスタンドでしたが、昭和シェル石油に変わっていました。【D】

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訪れた日は日曜日だったので、車はほとんど走っていませんでした。アクションシーンにはもってこいの場所と言えます。本編は車道の真ん中なので同じアングルというわけにはいきませんでしたが、右側の建物に注目!

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こちらは後に続く寺沢たちの車から見た目線のカットですが、右側の建物が先のカットと一致します。M11の目線が撮影されたのと同じ反対側の車線で撮影されたようです。【C】

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ちなみにその建物も、塗り替えはされていましたが健在です。

(2016年4月24日撮影)

ところで、M11を演じられたロバート・スコット・フィールドさんですが……

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2016年1月24日 (日)

ガメラ50周年ロケ地巡り~『ガメラ2 レギオン襲来』①(長都・真駒内・中島公園周辺)

今回は、ゴジラシリーズから少し離れてガメラシリーズのロケ地をご紹介したいと思います。本当は1965年11月27日に公開された第1作『大怪獣ガメラ』から順に追っていきたいところではあるのですが、どうしても先に書き留めておきたいことがありましたので、公開20周年を迎えたこの作品からスタートです。


1996年7月13日に公開された平成ガメラシリーズの第2作『ガメラ2 レギオン襲来』。『平成ガメラパーフェクション』(アスキー・メディアワークス)によると、配給収入は残念ながら10億に届かず7億円に留まったそうですが、1996年度キネマ旬報読者選出日本映画ベスト・テン第6位、第17回日本SF大賞、第28回星雲賞映画演劇部門・メディア部門賞などを受賞して作品的には高い評価を得ており、実際その通りだと私も思います。前作同様のリアルな世界観、そして前作以上に洗練された特撮映像に魅了されました(特に足利戦で火球を吐きながらガメラが着地するカットは秀逸!)。

本作のロケ地に関しては、当ブログですでに何度もご紹介しており、“札幌を訪れれば『ガメラ2』のロケ地巡り”というのが恒例行事のようになっていました。

特撮ロケ地巡り~札幌編①(大通公園・すすきの・狸小路)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/12/post-e6bd.html

特撮ロケ地巡り~札幌編②(すすきの・テレビ塔・大通公園)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/08/post-227d.html

特撮ロケ地巡り~札幌編④(大通駅・すすきの)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/12/post-f294.html

特撮ロケ地巡り~札幌編⑤(中島公園周辺・旧北海道庁)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/12/post-041d.html

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』①(福岡・札幌)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/09/60vs-b0c3.html

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』③(福岡・札幌~その2)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/12/60vs2-2214.html

今回ご紹介するのもご多分にもれず札幌(および千歳)なわけですが、珍しく週始めの札幌出張ということで、移動日の休日を利用してちょっと郊外へと足をのばしてみました。

◆キリンビール 北海道千歳工場
『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)より
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まずは、新千歳空港にほど近い千歳市長都にある「キリンビール 北海道千歳工場」です。隕石落下から3日目、事件が起きる前の工場外観は正門付近から。現在は左側に建屋が増設されています。

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2名以上なら工場見学ができるそうなのですが、1人ですし、時間に余裕がなかったので残念ながらスルー。

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事件発生後、現場で穂波(演:水野美紀)に連絡を取る渡良瀬(演:永島敏行)。こちらはほとんど変わっていませんでした。

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撮影されたのは、工場北側の原料・物流トラックの専用門を入った辺りだったようです。確かにこちらの方がビール工場っぽい感じはします。

◆交通資料館
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続いて、ロケ地ではないのですが、札幌市南区にある「交通資料館」へ。

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レギオンに襲撃された札幌市交通局2000形が、1999年6月に営業運転を終了したことは以前にも書きましたが、ここにはそのプロトタイプである1000形が保存されています。

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「交通資料館」は5月から9月の期間限定で開館されていますが、展示車両は柵ごしに見ることができます。

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一応、本編と同じように撮ってみました。

◆陸上自衛隊真駒内駐屯地
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実は先の「交通資料館」は、札幌市営地下鉄南北線の自衛隊前駅の高架下にあり、すぐそばには本編冒頭に出てくる陸上自衛隊の「真駒内駐屯地」があります。【A】


ただし、本編で自衛隊の車両が出動する門は駅に近い東側ではなく、豊平川に近い西側の門です。【B】

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本編で見慣れた車両を横目に、雪の中を歩くこと約30分…。

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ようやく目的地に辿り着きました。

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本当はもっと近づきたいところではありますが、防衛省の施設に勝手に入るわけにはいきませんので、この辺であきらめました。ちなみに公式ホームページによると、団体などが事前に申し込めば史料館の見学は可能とのこと。

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門柱などはリニューアルされているようです。

◆真駒内本町3交差点
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続く、支笏湖へ向かう自衛隊車両の走行シーンも駐屯地のすぐ近くで撮影されています。ただ、映画公開当時にあった歩道橋は、現在撤去されていました。【C】

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支笏湖は実際に画面奥の方向にあります。本編はやや高い位置から撮影されていますが、おそらく撤去前の歩道橋の上からのアングルでしょう。ところで、本編の左端に映る「パーラーマコマナイ」ですが……

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2016年1月 7日 (木)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』④(新宿新都心・熱海)

新年あけましておめでとうございます。さて、『ゴジラvsキングギドラ』のロケ地巡りもいよいよクライマックスです。ラストは、新宿新都心を中心にご紹介します。

◆新宿三井ビルディング前
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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まずは謎の飛行物体が新宿都庁上空に飛来する冒頭シーン。以前ご紹介した、'84ゴジラを見上げたり、『モスラ3』でキングギドラの襲撃から逃げる人々が階段を下りきったところからのアングルです。それにしても街路樹の成長が著しいですね。実際は、もう少し都庁に接近して撮っているのかもしれませんが…。【A】

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』(2015)より
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これもほぼ同じ場所からの撮影と思われますが、逆に後ろに下がったところから狙っているようです。こちらの方が『ゴジラvsキングギドラ』本編に近かったりして(^_^;)

◆新宿ワシントンホテル本館
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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新堂会長もろとも帝洋コンツェルンの本社ビル(後述)を破壊したゴジラが、都庁へ向かうシーンです。1984年版『ゴジラ』にも登場した「新宿ワシントンホテル本館」後方をゴジラが横切ります。

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いろいろ頑張ってはみたのですが、現実はなかなか厳しいものがありました。【B】

◆新宿モノリス
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続いて、ゴジラが破壊しているビルは「新宿モノリス」です。【C】

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竣工は映画公開前年の1990年6月です。

◆京王プラザホテル前
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避難を呼びかける自衛隊のジープ。撮影場所は、「京王プラザホテル」前の議事堂通りの路上です。ちなみに、関西訛りのアナウンスは、大森一樹監督なのだそうです。【D】

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その後、レポーター(演:時任三郎)とカメラマン(演:森末慎二)がホテルに入っていきますが、手前の木の成長が激しいですね。というか手入れされていない感じも…。

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本編同様にホテルが見える位置に移動しました。ちなみにここは……

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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『宇宙怪獣ガメラ』で圭一少年がガメラと遭遇したシーンの撮影場所でもあります。柵が植え込みに変わっています。

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ガメラの初登場カットも、切り返しでちゃんと同じ場所から撮影されています。右手の「新宿三井ビルディング」の屋上設備は、合成時にカットされています。

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先のカットを見下ろすとこのアングルになります。こちら側も大きく変わっています。現在、左手奥に見える建物は、1995年に竣工した「新宿アイランドタワー」です。

◆東京都庁舎
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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閑話休題。都庁に迫るゴジラ。「東京都庁舎」は丹下健三さんの設計で、1990年12月に竣工。左側が「第一本庁舎」(243m)、右側が「第二本庁舎」(163m)です。いずれも100mのゴジラを凌ぐ高さとなっており、118.5mのシン・ゴジラでもかないません。

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ゴジラが議事堂通りを踏み抜いたのはこの辺り。

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同じ場所を都庁の展望室から見下ろしてみました。ここで矢印の階段に注目です。

『3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!』(1985)より4Dsc07514re
その階段がこちら。『宇宙刑事シャイダー』の最終回として放送されたスペシャル番組で、ギャバン(演:大葉健二)、シャリバン(演:渡洋史)、シャイダー(演:円谷浩)が再会した場所です。【E】

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そのまま近寄ると柱で何も見えないため、少し左へ移動してみました。現在は、目の前に「東京都議会議事堂」が建っており、風景が完全に様変わりしています。

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その切り返しも、第二本庁舎が建ったことで印象が異なりますが、左手奥のマンションは健在です。

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3人の宇宙刑事に変身を促す“天の声”。今なら声は届きませんね(^_^)

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というわけで、蒸着!

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赤射!!

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焼結!!!

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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テンションが上がったところで、再び閑話休題。「東京都議会議事堂」を破壊するゴジラ。本編は川北紘一特技監督らしい内引きカット(ミニチュアセット内からの撮影)で、とても臨場感があります。

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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『宇宙怪獣ガメラ』でペットショップの車が空を飛んだのも、議事堂前のこの付近でした。本作の湯浅憲明監督は、同時期の『ウルトラマン80』(1980)で川北監督が特撮を担当したすべての回(9、10、13、14話)の本編監督を務めています。

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黄色い発光体となって空を飛ぶ車。『宇宙からのメッセージ』(1978)をはじめ、先の宇宙刑事シリーズなど1980年代の東映特撮でお馴染みの東通ecgシステムによる大胆なビデオ合成に注目です。本編で背後に見える建物は「KDDIビル」(映画公開当時は「国際通信センタービル」)で、現在は先の「新宿モノリス」と右手の「新宿NSビル」(1982年竣工)の陰に隠れてしまっています。【F】

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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上空からメカキングギドラの攻撃を受けるゴジラ。都庁の展望室からの風景と比較してみました。ゴジラは「新宿NSビル」の前に鎮座しています。【G】

『3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!』(1985)より
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番組冒頭でギャバン隊長がエレベーターで上っていたビルも「新宿NSビル」です。ゴジラが鎮座していたのはちょうどこの場所です。

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今となってはこのような風景を望むことはできません。

◆新宿中央公園
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新宿中央公園に着地するメカキングギドラ。手前に歩道橋が見えますが、公園の周辺に実在する同じような形の歩道橋は2か所あります。

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これは新宿中央公園の西側を南北に走る十二社通りの、熊野神社のすぐそばにある歩道橋です。本編と比較すると、ちょっと北寄りです。【H】

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こちらは、同じく十二社通りを南へ350mほど進んだところにあるもう一つの歩道橋です。アングル的にはこちらの方が本編に近いですね。【I】

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ちなみに、この歩道橋を渡ったところにある公園は……

『宇宙怪獣ガメラ』(1980)より
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キララ(中央/演:マッハ文朱)たち平和星M88星人が変身し、念力でガメラを呼び寄せた場所です。【J】

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宇宙海賊の手下・ギルゲと格闘するキララ。本編の遊具には「夢のかけ橋」という札が付いていますが、公園内の遊具はすっかり変わってしまっており、まるで当時の面影はありません。樹々が成長して写真ではよくわかりませんが、方角だけは合っているはずです。

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スタントマンを大胆に使ったこちらのカット。これも現地写真ではわかりにくいのですが、奥にあるマンション群は一致しています。

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先ほどの歩道橋から見たマンション群です。

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ラストシーンもすぐ近くで撮影されているようですが、ここも現在は景観がすっかり変わっています。なお、右端の「京王プラザホテル」の南館は、映画公開(1980年3月20日)と同年の11月に開業していますが、撮影時点ではまだ工事中だったようです。

『大戦隊ゴーグルファイブ』第1話エンディング(1982)より
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2年後の『大戦隊ゴーグルファイブ』のエンディングに、ほぼ同アングルのカットがありました。撮影場所は「公園小橋」。以前ご紹介しましたが、1984年版『ゴジラ』で田中健と沢口靖子が歩いていた所です。【K】

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本編にクレジットされている美術の大澤哲二さんは、『ゴジラvsキングギドラ』でも特撮美術を担当されています。

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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話が戻ったところで、「公園小橋」周辺からは、ゴジラが破壊した都庁の「第二本庁舎」(右手前)を仰ぎ見ることができます。本作のクライマックスは、メカキングギドラ搭乗者・エミーの目線でゴジラを捉えているカットが多く、同ポジを狙いにくいのがちょっと残念です。

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続いて、メカキングギドラの攻撃を受けて「京王プラザホテル」に倒れ込むゴジラ。1984年版では左側の本館がゴジラの放射熱線でぶち抜かれましたが、本作では右側の南館がやられました。

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こちらは、ゴジラの反撃で新宿中央公園に墜落するメカキングギドラ。角筈区民センター前交差点付近からのアングルが近いように思われます。ただ、本編の手前にあるような歩道橋は、都庁に向かって延びる南通りには実在しません。【L】

◆GSKビル
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こちらは新堂靖明(演:土屋嘉男)が会長を務める帝洋コンツェルン。DVDのオーディオコメンタリーによると、内部も含めて某ゼネコンのビルで撮影したとのことですが、ゴジラに壊されるということで外観には手が加えられたそうです。

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新堂会長の奥に都庁や先の「KDDIビル」が見えます。というわけで、都庁の展望室から逆に見てみると……

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2015年12月14日 (月)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』③(福岡・札幌~その2)

今年10月と11月、また福岡と札幌へ出張の機会に恵まれたので、『ゴジラvsキングギドラ』でまだ巡れていなかったスポットを中心にロケ地を探訪してきました。

◆中洲周辺
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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ここ最近の福岡出張は博多駅周辺での仕事が多かったのですが、今回の出張は久々に中洲川端周辺でのお仕事ということで、宿はキングギドラの影が映るこの「福博であい橋」のカットを撮影したと思われる、「博多エクセルホテル東急」さんに決定。これまで何回もアプローチしてきましたが、今回は川沿いの、しかも割と上層階のお部屋ということで、「やったぜエミー!」と思わずガッツポーズrock
どうでしょう。本編はさらに上の階、もしくは屋上から狙っているようですが、ポジション的には近いと思いませんか?

『空の大怪獣ラドン』(1956)より
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こちらも、もはや恒例となっていますが、「西大橋」のラドンの襲撃カットと現地写真の比較です。前回訪れたのは夜だったので…。

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花関ビル」の跡地に建った新しいテナントビル「prato NAKASU(プラート中洲)」です。

◆長浜
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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ここからは新ネタです。早朝、仕事前に少し足をのばして長浜へとやってきました。博多港に架かる斜張橋は、福岡都市高速道路の「荒津大橋」(1988年完成)です。

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本編で手前に映る倉庫群は近年取り壊され、現在はマンションになっています。

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屋台『らごす』があったとされる場所付近。

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映画公開当時空き地だった場所は、「長浜鮮魚市場(福岡市中央卸売市場鮮魚市場)」の駐車場出入口となっています。

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本編は高所から俯瞰で撮影されていますが、位置的には向かい側のおそらくこのいずれかの建物から撮影されたものと思われます。

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この周辺は、夜はいわゆる長浜屋台として有名なスポットですが、福岡市の条例によって午前4時には完全撤収する決まりとなっているそうです。私が訪れたのは午前7時過ぎでしたが、通勤の車がビュンビュン通る普通の街といった感じで、ここが屋台街だと言われなければそれとは気づかないような雰囲気でした。

(2015年10月22日撮影)

◆大通公園①
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続いて札幌へ。熱線を吐くゴジラの左手に「たくぎん」と書かれた看板を掲げたビルが見えます。1997年に経営破綻してしまった北海道拓殖銀行です。本編のビルは、位置的にはその旧本店と思われますが、ウィキペディアの写真を見ると、建物の形状は実際とは大きく異なっていたようです。

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北海道拓殖銀行は北洋銀行に営業譲渡され、現在は「北洋大通センター(大通ビッセ)」となっています。

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ゴジラを迎え撃つメーサー舞台の目線です。朝ですが7:00を狙ってみました。

『日本沈没』第20話「沈みゆく北海道」(1975)より
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こちらは『ゴジラvsキングギドラ』の川北紘一特技監督が特撮を担当した、テレビ版『日本沈没』の第20話から。大通公園に濁流が押し寄せるこのカットは、偶然にも旧北海道拓殖銀行(現「北洋大通センター」)の上空付近からのアングルです。

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同じく第20話から。放映から40年経ちますが、当時の面影が残っていて感動。本編左下に見えるアンテナ塔は、ゴジラが破壊した「北海道電力(通称「ほくでん」)」の本店ビルにあるものです。詳細はこちら↓

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』①(福岡・札幌)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/09/60vs-b0c3.html

◆札幌市時計台
『日本沈没』第20話「沈みゆく北海道」(1975)より
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『ゴジラvsキングギドラ』にも札幌を象徴するイメージカットとして登場し、先の記事でもご紹介した「札幌市時計台」。(2013年4月23日撮影)

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今は背後にビルが映り込んでしまいます。

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崩れる時計台はミニチュアで再現されていますが……

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2015年11月29日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』②(有楽町)

最近、記事をアップできるタイミングが2か月単位になってしまっている気がしますが、久々の投稿です。今回も『ゴジラvsキングギドラ』から。とはいえ、例によって脱線話がメインです(今回は特に…)。

◆有楽町マリオン周辺
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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作品冒頭で、東京上空に未確認飛行物体が現れるシーン。この場所は以前に当ブログで紹介済みですが、数寄屋橋交差点からのアングルです。

特撮ロケ地巡り~東京・銀座編②(数寄屋橋・有楽町周辺)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/07/post-60a8.html

『ゴジラ』(1984)より
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こちらは新幹線から見た「有楽町マリオン」(写真左)です。以前に何度も取り上げているカットではありますが、今回は新幹線からのアングルが本編に近いことを改めて発見。

ゴジラ60周年ロケ地巡り~1984年版『ゴジラ』①(新橋・田町・有楽町)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2015/01/601984-a9c6.html

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銀座東芝ビル(銀座TSビル)」の跡地に建設中の大型商業施設「(仮称)銀座五丁目プロジェクト」の開業は、2016年の春になったようです。

『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)より
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こちらのカットも、同じく新幹線からのアングルでリベンジ。左側にあった「ニユー・トーキヨー本店」ですが、現在は解体工事が進められています。

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラ対ガイガン』(有楽町・東京タワー)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2014/11/60-023a.html

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解体が進む「ニユー・トーキヨー本店」。昨年、先の記事で紹介したばかりでしたので、今年に入って飛び込んできた取り壊しのニュースに驚きでした。

RBBTODA(2015/2/6)
「ニユートーキヨー数寄屋橋本店、77年の歴史に幕……カウントダウン時計点灯式に林家たい平」
http://www.rbbtoday.com/article/2015/02/06/128126.html

日本経済新聞(2015/4/2)
「ニユートーキヨー旧本店ビルを建て替え ヒューリック」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ02IAW_S5A400C1TJ2000/

『宇宙大戦争』(1959)より
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東宝特撮映画では先の『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』のほかに、『宇宙大戦争』にも登場しています。

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私が取り壊しのことを知ったのは、確かNHKのニュースだったと思いますが、その後の東京出張のタイミングですぐさま撮影に行きました。(2015年4月22日撮影)

『大怪獣ガメラ』(1965)より
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「ニユー・トーキヨー本店」といえば、これも以前に紹介済みですが、ガメラが派手に壊しています。ちなみにこちらのコラムでは、往時の様子を振り返ることができます。本編のミニチュアがいかに精巧に作られていたかがよくわかります。

All About
「散歩/昭和を振り返る散歩ルート 閉店・移転するニユートーキヨー数寄屋橋本店へ」
http://allabout.co.jp/gm/gc/451652/

そのガメラですが、先日11月27日に第1作『大怪獣ガメラ』の公開から50周年を迎えました。今年10月8日には「ニューヨーク・コミコン2015」に突如出現。生誕50周年を記念した映像が公開され、「ガメラ生誕50周年記念特別サイト」ではショートバージョンが公開中。さらに、昨日11月28日に開催された「ガメラ生誕50周年記念祭」では完全版も公開されたようです。そんな記念すべき年に取り壊しとなった「ニユー・トーキヨー本店」。何か因縁めいたものを感じます。

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ガメラの話になったついでに、「ニユー・トーキヨー本店」のすぐ隣にある「九重会館」についても再度考察しておきます。前回、ネットの不動産情報によると竣工が1993年とあったので、映画公開当時からあったビルではないのかもしれないと書いたのですが……

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2015年9月 6日 (日)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsキングギドラ』①(福岡・札幌)


今回ご紹介するのは、1991年12月14日に公開されたシリーズ第18作『ゴジラvsキングギドラ』です。前作『ゴジラvsビオランテ』から1年のブランクがあり、やはりゴジラシリーズは打ち切りかと意気消沈していたところに舞い込んだ朗報。キングギドラの復活、監督と特技監督は前作と同じ大森・川北コンビ。そして、音楽監督には伊福部昭さん。もう昇天しそうなほどワクワクしたのを覚えています。では、さっそくロケ地をご紹介していきましょう。

◆福岡タワー
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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まずは、キングギドラが襲撃した福岡から。福岡の地上デジタル放送を支える高さ234mの電波塔「福岡タワー」です。福岡市制100周年を記念し開催された「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」のモニュメントとして1989年に完成しました。比較している現地写真は、「ヒルトン福岡シーホーク」からのもの。映画公開当時は更地が多かったタワー周辺も、現在はビルが建ち並んでいます。当ブログでも以前にご紹介していますが、「福岡タワー」は後に『ゴジラvsスペースゴジラ』ではストーリー上、重要なキーとなります。

特撮ロケ地巡り~福岡編②(シーホーク・福岡タワー・マリゾン)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/10/post-43f1.html

(2011年11月15日撮影)

◆中洲周辺
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中洲周辺のロケ地は、当ブログで以前にご紹介済みです。

特撮ロケ地巡り~福岡編③(中洲)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2012/11/post-7a56.html

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キングギドラの影が映る「福博であい橋」は、「博多 エクセルホテル東急」の屋上付近が撮影ポイントだと睨んで、何度かトライしました。

特撮ロケ地巡り~福岡編④(中洲~天神)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/11/post-0475.html

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「西大橋」上空を通過するキングギドラは博多港寄りの「西中島橋」からのアングル。

(2012年4月10日撮影)

『宇宙大怪獣ドゴラ』(1964)より
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実は『宇宙大怪獣ドゴラ』にも、ほぼ同じアングルから撮影されたカットがあることに、最近気がつきました。ドゴラ襲撃に備えて北九州市を訪れた宗方博士らの宿泊先が博多、という設定でした。

『空の大怪獣ラドン』(1956)より
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「西大橋」はラドンの襲撃も受けていますが、キングギドラの中洲襲撃は、言わずもがなこのシーンのオマージュです。

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「西大橋」のそばにあった「花関ビル」(画面左端のビル)は近年取り壊されてしまいましたが、当ブログではその後の経過を何度かお知らせしてきました。

特撮ロケ地巡り~福岡編⑤(大濠公園~ラドンのロケ地を訪ねて)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/11/post-b3cc.html

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『怪獣大戦争』①・『空の大怪獣ラドン』(富士宮・天神・中洲)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2014/09/60-1765.html

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そして昨年秋、遂に新しいビルに建て替わりました。

(2014年10月27日撮影)

◆西鉄福岡(天神)駅周辺
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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キングギドラが西鉄福岡(天神)駅周辺を襲うのも『空の大怪獣ラドン』のオマージュ。この付近も先の記事で紹介済みです。

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こちらは駅前にあるファッションビル「イムズ」。非常によくできたカットですが……


東宝 出版事業室発行『東宝SF特撮映画シリーズ VOL.6 ゴジラvsキングギドラ』(1992初版)に掲載されている川北紘一特技監督のインタビューによると、実はミニチュアではなく、石膏板にロケハン時の写真を貼り付けたものなのだそうです。驚きです。

(2013年4月9日撮影)

◆札幌市時計台
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ところかわって、札幌へ。札幌市のシンボルともいえる「札幌市時計台」。本編で鐘の音は7時を告げていますが、映像は6時20分頃に撮影されています。

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時計台は「旧札幌農学校演武場」というのが正式名称で、札幌農学校2代目教頭であったウィリアム・ホイーラーの計画によって、1878年(明治11年)に建設されました。1906年(明治39年)に現在の位置に移設されるまでは、約100mほど北(写真左手)にあったそうです。

◆大通公園・さっぽろテレビ塔
『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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6時46分を示す「さっぽろテレビ塔」。時計台からの移動距離は550m、歩いて約7分です。ロケ隊も実際に移動したのでしょうか。人々が逃げまどう歩道橋は現在、一部撤去されています。詳細は当ブログにて以前にご紹介済みです。

特撮ロケ地巡り~札幌編③(テレビ塔~その2)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/08/2-7ea4.html

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ゴジラによって破壊される「北海道電力(通称「ほくでん」)」の本店。

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「さっぽろテレビ塔」の東側にあります。

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実際の建物は、本編のミニチュアと雰囲気が大きく異なります。

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ゴジラに集中攻撃をかけるメーサー車のカットは、大通公園からのアングル。本編では、画面右側に三越の看板が見えます。

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実際の大通公園からは見えませんが、「札幌三越」は実在します(写真右)。

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「さっぽろテレビ塔」を破壊するゴジラ。以前、先の記事にてご紹介したときよりも、より本編に近いアングルを探してみました。

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ところで、地元の百貨店「丸井今井札幌本店」は健在ですが、隣りの「オッペン化粧品」と「救心」のネオンサインはなくなっています。

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倒壊した「さっぽろテレビ塔」が激突するビルは、「紀伊国屋書店」の看板が印象的な「第2有楽ビル」です。

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現在は所有者が変わり、「桂和大通ビル50」という名称に変わっています。また、「紀伊国屋書店札幌本店」は、2005年にJR札幌駅前へ移転しています。

(2015年5月12日撮影)

「“蔵書80万冊”紀伊国屋札幌本店がJR札幌駅前に移転開業」(北海道経済産業新聞)http://dokei.net/conts.php?nid=229

『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)より
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ここでちょっと脱線。つい先日、BSプレミアムでも放映されていた『ガメラ2』より、自衛隊車輌が続々と「さっぽろテレビ塔」前の大通公園に到着するシーンです。こちらもすでに当ブログで紹介済みのロケ地となりますが、前回はテレビ塔が塗り替え作業中だったため、リベンジしてきました。本編をよく見ると、画面左端の「第2有楽ビル」(当時)に「紀伊国屋書店」の看板が見えます。

特撮ロケ地巡り~札幌編②(すすきの・テレビ塔・大通公園)
http://tokusatsu.way-nifty.com/blog/2013/08/post-227d.html

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こちらもリベンジカットです。

(2014年11月18日撮影)

『ゴジラvsキングギドラ』(1991)より
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閑話休題。「メーサー部隊が……」とモニター画面を見ながらつぶやく防衛庁長官(演:佐原健二)。モニターに映るゴジラの手前のビルの看板に注目します。左側は「北海道銀行」、右側は「札幌銀行」とあります。大通公園沿いに実在する「北海道銀行本店」(左)と「新大通ビルディング(旧札幌銀行本店)」(右)がモデルだと思われます。「札幌銀行」は、2008年に「北洋銀行」に統合されています。ちなみに「新大通ビルディング」は……

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2015年7月10日 (金)

ゴジラ60周年ロケ地巡り~『ゴジラvsビオランテ』⑤(北摂エリア)

前回から早くも1か月以上過ぎてしまいましたが、引き続き『ゴジラvsビオランテ』から大阪・北摂エリアのロケ地を巡っていきます。

◆万博記念公園駅(ホテル阪急エキスポパーク前)
『ゴジラvsビオランテ』(1989)より
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大阪ビジネスパークを後にしたゴジラは、万博記念公園周辺を通って若狭湾へ向かったようです。本編で「太陽の塔」の手前に見える建物は、大阪モノレールの万博記念公園駅です。私事ですが、黒い煙が上がっている付近に自宅があります(^_^;)

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こちらは万博記念公園駅から撮影ポイント(黄色の矢印)を見た写真です。「ホテル阪急エキスポパーク」前で撮影されています。【A】

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先ほどの比較写真を見てもおわかりのように、現在は駐車場との境に植えられた木々が成長していて、本編と同じポジションからの撮影は困難でした。

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それにしても、「太陽の塔」を入れ込みたいならもっと良い場所があるのに、なぜあの場所からの撮影だったのでしょうか。
ちなみに、こちらの写真は万博記念公園駅から撮影したものですが、右手奥に球体の遊具が見えます。その付近には、1970年の大阪万博会期中は「三菱未来館」がありました。

「EXPO'70パビリオン」展示模型
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「三菱未来館」では、「日本の自然と日本人の夢」をテーマに、円谷英二特技監督率いる東宝の特撮スタッフが手掛けた映像が上映されていました。暴風雨、火山の噴火から暗黒の宇宙、海底基地から見た海の神秘、未来都市などが、伊福部サウンドとともに、当時の最新技術で映し出され、動く歩道で疑似体験できる人気のパビリオンだったようです。


なお、伊福部昭さんの楽曲の一部は、先述のとおり『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』にも流用されています。また、映像は『ハワイ・マレー沖海戦』のDVDに映像特典として収録されています。円谷監督は、この「三菱未来館」向けの映像製作中に体調を崩し、逝去されたとのことです。

(2013年8月17日/2015年5月13日・5月30日撮影)

◆万博記念ビル(旧協会本部ビル)
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970)より
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さて、少し脱線したついでに、大阪万博が舞台となった他の特撮作品のロケ地もご紹介しておきたいと思います。まずは大阪万博開幕の一週間後、1970年3月21日に公開された『ガメラ対大魔獣ジャイガー』より、「エキスポタワー」から万博会場へとパンするこちらのカット。手前に見える建物は「万博記念ビル」です。【B】

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大阪万博開催当時は協会本部でした。現在は万博記念公園の事務所として健在です。撮影が行われた場所は「万博記念ビル」裏手の雑木林付近からだと思われます。

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その場所が撮影当時はどのようになっていたのかを知るために、万博記念公園内にある、かつての「鉄鋼館」を利用した記念館「EXPO'70パビリオン」に行ってみました。

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展示されていた会場模型を見てみると、「万博記念ビル」の裏手に展望スペースがあるのを確認できました。

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さらに、1971年に上空から撮影されたパネル写真も発見。

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本編カットと見比べると、やはりその展望スペースから撮影されたと見て間違いなさそうです。カメラがパンをし終えたところで、左手前に見える建物は「プレスセンター」です。1980年代に解体され、1990年に大阪府の外郭団体が運営する「オオサカサンパレス」が開業。2007年に現在の「ホテル阪急エキスポパーク」となりました。

(2015年5月13日・5月30日撮影)

◆旧中央バス団体入口・千里橋
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沢田圭介(演:炎三四郎)が弘(演:高桑勉)に万国博覧会の概要を説明するシーンです。本作は工事中の万博会場が舞台となっていました。【C】

「EXPO'70パビリオン」パネル写真より
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本編のカットは、「中央団体バス駐車場」(現・万博記念公園中央駐車場)と会場をつなぐ歩道橋の上で撮影されていたと思われます。

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その歩道橋は、現在は撤去されています。

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場内アナウンスで呼び出しを受ける沢田圭介。照明灯は当時のままです。奥に見える橋は「千里橋」です。

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塗装は変わっていますが、こちらも当時のままです。【D】

(2013年8月17日/2015年5月30日撮影)

◆旧エキスポランド・エキスポタワー周辺
『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」(1971)より
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『仮面ライダー』では、万博会場に隣接する遊園地「エキスポランド」でロケが行われていました。地元の人間としては、「エキスポランド」は万博閉幕後も営業していたので、“万博跡”というサブタイトルに若干違和感があったのですが、調べてみると、「エキスポランド」が営業を再開したのは1972年3月15日からでした。つまり、休園中に撮影していたので“万博跡”だった、ということらしいです。納得。【E】

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この写真は2013年8月に撮影しました。「エキスポランド」は、2007年5月のジェットコースター事故の影響で来場者数が激減し、2009年2月に閉園しました。

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現在、跡地には大型複合施設の建設が進められています。

「エキスポランド跡地に『エキスポシティ』 今秋開業」(朝日新聞デジタル)http://www.asahi.com/articles/ASH3T5VCXH3TPTIL02W.html

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こちらは、本郷猛(演:藤岡弘)が人質となった立花藤兵衛と緑川ルリ子を救出に向かうシーン。撮影場所は、万博記念公園駅から公園南口へと続く階段です。本編は「エキスポランド」敷地内から撮影されているようです。道幅は当時よりも狭くなっています。【F】

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奥に「太陽の塔」が見えるこのカット。本編の右手に見える建造物は現存しません。

「EXPO'70パビリオン」展示模型
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万博開催当時、「太陽の塔」と「エキスポタワー」は動く歩道で結ばれていたそうですが、その施設の一部でしょうか。

『仮面ライダー』第7話オープニングより
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この階段では、1クールのオープニング映像も撮影されています。

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奥に「エキスポタワー」が見えます。

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「エキスポタワー」は1990年9月に営業を終了しました。その後10数年放置状態となり、老朽化のため、2002年から翌年にかけて解体・撤去されました。【G】

(2013年8月17日/2015年3月21日・5月13日・5月30日撮影)

『仮面ライダー』第7話「死神カメレオン 決斗!万博跡」(1971)より
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垂直に立てられた3本の柱と多面体の展望室が特徴的だった「エキスポタワー」は、高さ127mと決して高くはありませんでしたが、海抜65mの千里丘陵の上に建っていたこともあり、大阪の至るところから目につく存在でした。私も幼い頃に、一度だけ上ったことがありますが、非常に見晴らしが良かったことを覚えています。

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「エキスポタワー」に捕えられた立花藤兵衛(演:小林昭二)と緑川ルリ子(演:真樹千恵子)。階段の様子も含め、在りし日の「エキスポタワー」の様子は、こちらのサイトで詳しく紹介されています。

エキスポタワー写真館
http://homepage1.nifty.com/forever70s/expotower/index.html

◆旧ソ連館・千里ニュータウン
『ガメラ対大魔獣ジャイガー』(1970)より
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再び『ガメラ対大魔獣ジャイガー』に戻ります(ゴジラの話はどこへやら…)。大阪万博の会場が舞台となる本作ですが、本編に登場するミニチュアは「ソ連館」のみでした。

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こちらは映画の序盤で紹介される本物の「ソ連館」。私は大阪万博の後に生まれた世代なのでよくわからないのですが、レーニン生誕100周年ということで、かなり力の入ったパビリオンだったそうです。

「EXPO'70パビリオン」より
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宇宙開発の展示などに人気があり、入館者数は「月の石」が展示されていた「アメリカ館」を抜いてNo.1だったとか。

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さて、この「ソ連館」の位置を頼りに、ガメラとジャイガーが戦った場所を推測してみたいと思います。

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まず、「ソ連館」の位置を把握するために、「EXPO'70パビリオン」のショップで販売されていた「日本万国博覧会公式ガイドマップ(復刻版)」を購入してみました。このマップから、「ソ連館」は万博会場の北口側にあったことを確認。

国土地理院ホームページ 空中写真MKK712X-C2-15(1971/05/09)よりトリミング加工
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次に、万博開催当時の空中写真は見つからなかったので、翌1971年の空中写真に「ソ連館」の位置を重ね合わせてみました。本編では、2大怪獣の背後に千里ニュータウンの一部と思われる団地のミニチュアが置かれていましたが、それらは「府営千里藤白台住宅」と「府営古江台住宅」辺りではないかと思われます。【H】

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こちらは現在の「府営古江台住宅」です。本編と比較してみると……

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